神戸市灘区の鶴甲団地で、神戸すまいまちづくり公社がリノベーション(改修工事)を施した賃貸物件4戸が完成し、関係者に公開された。この鶴甲団地の再生は、神戸すまいづくり公社の取り組みで神戸大学大学院工学研究科が協力する形で行われた。
鶴甲団地は阪急神戸線「六甲」駅やJR東海道線「六甲道」駅等からのバス便エリア。神戸大学のキャンパスが点在する中に位置する団地。入居が始まったのは1968年からで、共同住宅は全部で55館1823戸。当該住戸がある住棟は築47年の5階建てのエレベーター無しで、40戸中の8戸が空室という。リノベーションを施した4戸は1月23日から入居者を募集を開始する。地域連携のリノベーションを空室対策として利用することとなる。
団地+学生の取り組みでリノベーションを進める事例は、今や珍しくない。洛西ニュータウン(京都市西京区)にある洛西竹の里団地での京都女子大学とUR都市機構の取組、同じくUR都市機構の武庫川団地における武庫川女子大学との取組などは今でも現在進行形だ。
古い団地やマンションをの素材として学生に提供することは、オーナーにとってメリットのある話だ。学生に考えてもらうことによ
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