
東播磨都市圏の核となるJR加古川駅前の
南北エリアを一体的に再整備
兵庫県加古川市は2023年2月上旬、東播磨都市圏の核となるJR加古川駅前の南北エリアを一体的に再整備する事業計画「JR加古川駅周辺まちづくり(案)」を策定した。
この計画は、駅前空間へのさらなる賑わいの創出が目的。市内外から多様な世代が集い、過ごすことができる都市機能などの誘導を図ることで、駅周辺の回遊性の向上と滞在人口の増加を目指す。

それを受け、南口エリアでは老朽化したカピル21ビルとサンライズ加古川ビル、さらに加古川駅前立体駐車場ビルの建て替えを、北口エリアでは駅前居住の推進を中心に進めるという。
この「加古川駅周辺地区まちづくり構想」は、2020年に策定された内容を再検討。北口エリアの先行開発だけではなく、駅の南北を一体的に再整備する新たな計画として策定された。
北口エリアは駅前居住の推進を、
南口エリアはビルの再建を中心に再整備
「加古川駅周辺地区まちづくり構想」は、駅300m圏内を駅前拠点として積極的に都市機能の導入を進めるエリアに位置付けている。
北口エリアでは、空き地や空き家などの低未利用地を活用した駅前居住の推進を図るとともに、居住環境の利便性を高める生活支援機能の強化や、アクセス向上を目指した駐車場・駐輪場の開発が行われる予定だ。

一方、南口エリアは商業地としての賑わいの創出を目指し、カピル21ビルとサンライズ加古川ビルの建て替えを計画。カピル21ビルは高層化することで、低層部には商業テナントを誘致し、中高層部にはマンションや市民会館(ホール機能)を設けるほか、図書館や子育てプラザもリニューアルする。
サンライズ加古川は新たな働き方を提供するオフィスをはじめ、暮らしの質を高める医療機関や学習塾、食の楽しみを提供する飲食店などの誘致も視野に入れている。
また、駅前の交通機能と広場機能の整備も進めていくなど、市民の活動・交流拠点となる公共空間の創出も目指している。
15〜21年の事業期間を見込んだ
中長期の再開発を推し進める
兵庫県南部に位置し、県内最大河川の加古川と播磨平野の雄大な自然が広がり、利便性の高い生活環境を備えた京阪神のベッドタウンとして発展してきた加古川市。
その中心地で計画されている「加古川駅周辺地区まちづくり構想」は、今のところ15〜21年の事業期間を見込み、数百億円規模の再開発が想定されている。
プランどおりに進めば今まで以上に賑わいや利便性が増していくのは確実で、JR加古川駅周辺の地価は着実に上昇していくことだろう。
健美家編集部