尼崎市・阪神電鉄・阪急阪神不動産の
3者で中央公園をリニューアル
尼崎市と阪神電気鉄道株式会社は、公園を中心とした新たな地域の魅力創出や活性化を目的とし、2023年3月31日付けで「中央公園及び周辺地域のさらなる魅力向上に向けた公園施設設置管理協定」を締結。阪急阪神不動産株式会社とともに、阪神「尼崎」駅の北側に位置する中央公園のリニューアルに着手することを発表した。
尼崎市は、市内の阪神沿線を中心とした観光地域づくりを推進するとともに、2021年度以降、鉄道駅周辺の特色を活かしたまちづくりを進めることで、阪神沿線の交流人口の増加や地域の活性化に尽力。
また、阪神電鉄では、「魅力あふれる沿線の創造」に向け、阪神沿線を沿線価値創造の重点エリアと位置づけている。
そうしたなか、2023年度からは阪神電鉄を代表とする共同企業体が、阪神「尼崎」駅周辺に集積している公共施設の管理や運営を担うなど、尼崎市と阪神電鉄の両者が連携・協力したまちづくりを推進している。
都市公園リノベーション協定制度を用いた
関西初の公園整備に!
この事業は、都市再生特別措置法に規定された都市公園リノベーション協定制度を採用し、あらゆる場面で活用できる公園を整備するもの。同制度を活用した公園整備は、関西初となる。
具体的には、芝生広場や植栽、ベンチの設置による日常的な憩いの場の整備や、飲食店・売店が可能な滞在快適性等向上公園施設の設置。公園と一体的な歩行者空間や休憩施設の整備など、さまざまなイベントにも利用できる交流空間をつくり上げる。
スケジュールは2024年4月に着工し、2025年3月頃の完成・供用を目指すという。
さらに快適で、にぎわいが増す
中央公園を軸とする阪神「尼崎」駅周辺
阪神「尼崎」駅周辺エリアのシンボルである中央公園は、飲食店や売店などが設置される滞在快適性等向上公園施設として新たに生まれ変わることで、さらに居心地が良く、人が集まり、にぎわいが増すことになるだろう。
今後は、中央公園のリニューアルによる新たなイメージの発信と、公共施設の包括管理による既存の地域資源を活用したにぎわいの創出を一体的に推進。尼崎市の玄関口の一つである阪神「尼崎」駅周辺の都市再生を官民連携で進めていく。
健美家編集部