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福岡市地下鉄七隈線延伸が、陥没事故の影響で2022年に延期。現地はどうなっている?

都市計画・再開発/福岡/九州 ニュース

道路陥没事故の影響で中断していた
工事が約2年8カ月ぶりに再開!

九州の玄関口として知られる福岡市。歴史ある寺院やビーチ、福岡ドームやキャナルシティ博多、シーサイドももち海浜公園、中洲、天神など観光スポットに事欠かず、歓楽街とビジネス街の両面を併せ持つ、日本有数の都市だ。

福岡空港から市街中心部へのアクセスもよく、バス路線も網の目のように張り巡らされていて、交通も至便。人口減が叫ばれ地方から人の流出が続くなか、増え続けているエリアだ。

福岡市は鉄道のインフラも発達していて、JRはもちろん西鉄、さらには地下鉄が開通。なかでも、福岡市地下鉄による路線は空港線、箱崎線、七隈線の3路線があり、どれもが中心エリアの博多から郊外に延び、地域住民の生活を支えている。

なかでもいま注目を集めているのは、西区の橋本駅から中央区の天神南駅までの12qを結ぶ七隈線だ。同線は2005年に日本で4番目に開業した鉄輪式リニアモーター式ミニ地下鉄で、沿線には福岡大学などの大きな教育機関もあることから、朝夕は通勤客と通学客を中心に利用が多い。

なぜ、七隈線が注目を集めているかというと、16年にJR博多駅前で起きた道路の陥没事故で中止していた延伸工事が7月に再開、22年の開業に向けて急ピッチで工事が進められているからだ。実際に足を運んでみると「工事中」のお知らせがあった。

▲▼七隈線の沿線工事が行われている、はかた駅大通り。工事が再開され慌ただしい雰囲気
▲▼七隈線の沿線工事が行われている、はかた駅大通り。工事が再開され慌ただしい雰囲気

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そもそも、七隈線の博多駅方面へ向けた延伸は利用客から要望が多く、これを受ける形で福岡市は11年に天神南駅からキャナルシティ博多付近を通り博多駅までの1.4qを結ぶ計画を発表。

20年の開業に向けて14年に起工式が行われ工事が進められていたが、先述の事故により中断することに。これにより、開業時期は22年に延期されることになった。

中間駅が設置されるキャナルシティ博多付近の歩道橋から。背後にある建屋から地下に重機などを運ぶのだろうか。
中間駅が設置されるキャナルシティ博多付近の歩道橋から。背後にある建屋から地下に重機などを運ぶのだろうか。

2年8カ月ぶりに工事は再開した格好だが、現場はどのような状況なのか。

途中駅が設置される、キャナルシティ博多の近く、祇園町南西のはかた駅前通りに足を運んでみたところ、地上部分は工事用の柵で囲まれていて、おそらく車両や重機を昇降させるための建屋が見られた。地上からだと地下に新駅ができる様子はまだわからないが、いずれは出入り口も作られるのだろう。

▼▲工事用柵には中間駅の設置工事をインフォメーション。延伸工事の概要も示されていた。
▼▲工事用柵には中間駅の設置工事をインフォメーション。延伸工事の概要も示されていた。

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柵は博多駅前通りから博多駅まで続いていて、この下に路線が通ることがイメージできた。残り3年は事故が起きないことを願うばかりだ。

開業予定は2022年。九州最大の都市はまだまだ発展しそうな勢い。
開業予定は2022年。九州最大の都市はまだまだ発展しそうな勢い。

七隈線の延伸が実現すると
博多の街はどのように変わる?

いざ、七隈線が延伸すると、どういった効果が期待できるのだろうか。現時点でわかっているのは、市西南部からの移動が便利になるだけではなく、都心部内での移動も便利になるのは明らかなこと。

博多駅に直結するので天神での乗り換えは不要になり、福岡市地下鉄は西南部から博多駅までに移動が14分短縮するとみている。また、博多駅では空港線と七隈線のホームを通路でつなぎ、改札を通らずに乗り換えができる見通しで、JRとの乗り換えも七隈線博多駅の改札口から駅前広場下の地下街を経由して直線的に上がる経路を予定。JRや福岡空港への乗り換えも便利になる予定だ。

博多駅では空港線やJRとのスムーズな乗り換えを計画。都心部の交通渋滞や地下鉄空港線の混雑緩和につながるだろう。 (出典)福岡市地下鉄公式サイトより
博多駅では空港線やJRとのスムーズな乗り換えを計画。都心部の交通渋滞や地下鉄空港線の混雑緩和につながるだろう。
(出典)福岡市地下鉄公式サイトより

延伸を契機とした街づくりの目標を示す「地下鉄七隈線(天神南〜博多)沿線まちづくりガイドライン」も官民共働で策定されている。ここでは、中間駅を活用した交通の利便性向上や近隣にある歴史や文化の活用、天神と博多駅がつながることによる回遊性を高める街づくりを計画している。

いずれにしろ、七隈線の延伸により沿線の施設を利用する機会が増える可能性は高く、地域住民はおろか、国内外からの旅行客にとっても利便性は高まるはず。近隣の活性化は確実だ。

福岡市は他にも規制緩和による再開発プロジェクト「天神ビッグバン」、博多駅周辺の再開発「博多コネクティッド」などの影響もあり、基準地価は上昇傾向。市商業地は昨年から12.8%、住宅地は5.3%も上がっている。南西部の活性化にもつながり、賃貸需要も高まるのではないだろうか。

健美家編集部(協力:大正谷成晴)

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