天神から大牟田市へ抜ける鉄道路線で
高架化の工事が着々と進行中
九州の玄関口であり、最大の都市として知られる福岡県。近年は地理的な面から、アジア諸国とのゲートウェイの役割も担うようになり、その存在感は高まるばかりだ。そんな同県では福岡市を中心に都市の再開発や鉄道の延伸といった事業が各地で進められている。
そのひとつが、西鉄天神大牟田線の高架化だ。西鉄こと西日本鉄道は国内大手私鉄のひとつで、福岡県を基盤に鉄道や路線バスを運営している。JRと並び県民にとってなくてはならない交通機関だ。
西鉄天神大牟田線は、福岡市中心街の西鉄福岡駅(天神)から大牟田市の大牟田駅までを結ぶ路線で、路線総延長は74.8㎞。
九州最大の繁華街である天神を起点に、春日市・大野城市・太宰府市・筑紫野市・久留米市・みやま市・大牟田市と、県内を南北に走る大動脈で、西鉄のなかでも利用客は多いドル箱路線だ。沿線には規模の大きな都市や観光地もあり、福岡市への通勤・通学路線としてだけではなく、太宰府天満宮や九州国立博物館、グ
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