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鹿児島の中心、JR鹿児島中央駅に直結の新複合ビルがオープン。4/14に商業施設が開業

都市計画・再開発(地域情報)/福岡/九州・沖縄 ニュース

2023/04/08 配信

JR鹿児島中央ビル
JR鹿児島中央ビルの外観イメージ図。シンプルな形のガラス張りビルだ。

※引用:JR九州

店舗とオフィスの入った複合ビル

JR九州は鹿児島の都心である鹿児島中央駅直結の複合ビルを4月14日にオープンする。

ビルの名称は「JR鹿児島中央ビル」で、商業施設とオフィスの複合施設だ。

建物規模は地上11階・延床面積31,869.75㎡で、1階~3階が店舗・4階~10階がオフィス・11階が設備スペースになっている。

JR鹿児島中央ビル
商業施設とオフィスが入るビルのほかに駐車場棟も設けられる。駐車台数は240台。

※引用:JR九州

建物の2階が鹿児島中央駅と歩行者デッキでつながれており、オフィスエントランスも歩行者デッキのある2階となる。

JR九州としては、駅直結の利便性と既存の駅ナカ商業施設にもアクセスできる点をアピールポイントとしてオフィスのテナント誘致を図っていくようだ。

JR鹿児島中央ビルオフィスエントランス
オフィスエントランスのイメージ図。エントランスすぐ横手のカフェは、オフィスワーカーにとってありがたい存在だ。

※引用:JR九州

1F~3Fの商業施設は「AMU WE(アミュウィー)」という名称になっており、AMU WEの中には既存商業施設であるビックカメラや「ぐるめ横丁」も含まれる。

ビルの開業に伴ってオープンする店舗数は16店舗で、スーパーマーケットやクリニック、100円ショップなど。具体的な店名についても既に公表されている。

AMU WE 店舗一覧
AMU WE内にオープンする店舗の一覧。シンプルな店舗というよりは、医療施設や英会話教室などの「体験型施設」とも言うべき店舗が中心的だ。

※引用:JR九州

3階がクリニックのフロアになっているせいか、クリニックが多いようにも見える。

既存のクリニックは駅を出て徒歩数分の範囲内に複数あるが、JR鹿児島中央ビル内のオフィスが勤務先となる人にとっては、AMU WE内のクリニックは特に便利と言えるだろう。

ちなみに、16店舗という数字にはそれほどインパクトがないと感じる人もいるかもしれない。

しかし、JR鹿児島中央駅には既に「アミュプラザ鹿児島」という駅直結の商業施設があり、こちらには約250の店舗(2023年4月時点)が入っている。

アミュプラザ鹿児島
右側の建物がアミュプラザ鹿児島。左の黒い建物には東急ハンズが入っている。アミュプラザ鹿児島には、駅直結の商業施設としてはめずらしく観覧車が備わっている。

AMU WEのオープンはアミュプラザ鹿児島の規模が拡大したようなものとも考えられるだろう。

アミュプラザ鹿児島は駅東口側のビルであり、JR鹿児島中央ビルは駅西口側に建設されたため、東口側の賑わいが西口側にも拡大することを期待できる。

JR九州は第2期の開発も計画中

今回発表されたJR鹿児島中央ビルの開業は、JR九州が計画している都市開発の第1期分だ。

JR九州は駅の西口で第2期の開発も計画しており、JR鹿児島中央ビルのすぐ南側が開発予定地となっているが、こちらはまだ詳細が発表されていない。

しかし、2021年4月に発表されたニュースリリースには「定住人口の増加によるにぎわいの創出を目指し、住居等の開発計画を検討する」と記載されており、タワーマンションなどが建設される可能性もある。

鹿児島中央駅東口の様子
鹿児島中央駅東口周辺の様子。JRの路線に加えて路面電車も通っているほか、駅周辺では車の通行量も多い。

鹿児島中央駅は九州新幹線の始点(終点)だ。なお、九州では西側にしか新幹線が通っていない。

駅の東には屋久島など南の離島へのフェリー乗り場があることなどを鑑みても、鹿児島中央駅は南九州における交通・経済の中心地と言って良いだろう。

JRの進める再開発が鹿児島中央駅周辺でポジティブな変化をもたらすかどうか、今後も要注目だ。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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