JR西日本が、岸辺駅北側の旧国鉄吹田操車場跡地の再開発エリア、「北大阪健康医療都市」(愛称:健都)に、医療・健康分野に特化した9階建ての複合商業ビルを建設することが分かった。
跡地では、大阪府や吹田市、都市再生機構(UR)が中心となり、平成30年度の国立循環器病研究センターの移転や市立吹田市民病院の移転等、関西の医療拠点としての再開発が進められており、JR西も同様のコンセプトでの進出を決めた。健康志向のホテル、自然食レストランなどが入る予定で、来年2月に着工し30年度中の全面開業を目指す。
吹田操車場は、大正12年に貨物列車の停車や入れ替え施設として運用が始まり、国内最大規模の物流拠点として関西の経済を支えてきた施設。線路の総延長約150キロ、最大貨車取扱量6千両を誇ったが、昭和59年にその利用を終えた。その跡地は吹田、摂津両市にまたがり全体で49.6ヘクタールと広大だ。
吹田操車場の開発は三つのゾーンに分かれる。今回の商業ビルを含む「健都」と呼ばれる部分は吹田市エリアとなる駅前部分で「医療健康及び教育文化創生ゾーン」。
これ以外に、同じ吹田市エリアの「緑のふれあい交流創生ゾーン」と摂津市エリ
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