全国各地にラグジュアリーホテルを展開する星野リゾートが、大阪市による「浪速区恵美須西3丁目16番街区用地売却に関する開発事業者募集プロポーザル」に採用され、JR新今宮駅北側にホテルを開業することになったのは記憶に新しい。どうして、新今宮に?という声も多く上がっているが、関西以外の人にはその疑問自体が分かりにくい。以下、投資目線も含めて解説しよう。
一言で言えば新今宮駅界隈は、関西エリアでも治安について評判のよろしくないエリアなのである。周辺では過去何度も暴動が起きるなど、日本ではあまり起きないような事件が多発している。
また駅を挟んで南側には日雇い労働者の街である「あいりん地区」があり、周辺には日雇い労働者向けの宿泊施設が数多く有り、1泊1000~2000円程度から宿泊可能、中には1000円以下といった宿もある。
つまり、高級ブランドとして名高い星野リゾートとは全く対極にある場所と言っても良いのである。しかも、新ホテルが開業するのは、この大阪環状線「新今宮」駅の駅前。屋外広場を活かした地域性を活かした魅力づくりも盛り込むなど滞在性の
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