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大阪万博、2025年の開催決定!投資マネー流入で関西の不動産投資市場は激変か?!

都市計画・再開発/大阪 ニュース

2018/11/29 配信

11月23日、博覧会国際事務局(BIE)総会がパリで開かれ、加盟各国の投票により2025年国際博覧会(万博)の開催国に日本(大阪)が選ばれた。

大阪での万博は、1970年に千里丘陵(大阪府吹田市)で開催されて以来55年ぶりとなる。開催期間は2025年5月3日(土)〜11月3日(土)の185日間、会場は大阪北港の人工島・夢洲(ゆめしま、大阪市此花区)となる。

2025日本万国博覧会誘致委員会によると、想定来場者数は約2800万人、経済波及効果は約2兆円と試算している。

日本としては2020年東京オリンピック、パラリンピックに続く国際イベントとなるが、これは前回1964年の東京オリンピック、大阪万博を彷彿とさせる。

会場の建設や交通機関の整備等、2025年までに様々な公共工事等が必要であり、オリンピック後の景気浮揚策としても期待される。

夢洲は、大阪市が1977年から埋め立てを始め、大阪の新都心とする構想や、2008年の大阪オリンピック招致の際には選手村とする計画もあったが、いずれも挫折。現在は一部がコンテナターミナルとして使用されるのみで、大部分が空き地となっている。

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地元大阪、関西では「負の遺産」と呼ばれている土地だ。万博の開催決定で一気に整備が進むことになる。

夢洲はもう一つ、いわゆるIR実施法による統合型リゾートの誘致を大阪府、大阪市が進めている場所でもある。

大阪市の「夢洲まちづくり構想(平成29年8月4日策定)」によると、第1期の開発で夢洲の北側約70ヘクタールを整備して2024年頃からIRへの供用を開始、万博の会場はそのすぐ南側になる。

2025年の万博終了後は、跡地をそのままIR用地として利用する(第2期整備)。

万博用地、施設の建設に係る経済効果、万博開催期間中の来場者等による経済効果はもちろんであるが、恒久施設となるIRの経済効果は莫大なものとなる。

大阪市の試算では、IRの整備が完了し運営を開始すれば、年間1.1兆円の経済効果と、年間13.2万人の雇用創出効果があるとしている。

IRの誘致には長崎や和歌山など全国各地の自治体が名乗りを上げているが、万博開催が決定したことにより、大阪が全国最大3か所の実施箇所に認定される可能性は高まったと見るべきであろう

この夢洲へのアクセスであるが、現状では同じく此花区の人工島・舞洲(まいしま)から「夢舞(ゆめまい)大橋」を渡るか、隣の住之江区の人工島・咲洲(さきしま)から「夢咲(ゆめさき)トンネル」を抜けるかに限られる。

このため「夢洲まちづくり構想」では、大阪メトロ中央線をコスモスクエア駅から西へ延伸し、夢洲中央部に新設する「夢洲駅」(仮称)と結ぶとしている。

大阪メトロでも、2018年7月9日発表の中期経営計画で「中央線の夢洲延伸」を明記しており、2024年までの中期経営計画であることからIR開業までの延伸は間違いないものとみられる。

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また、JR西日本では「中期経営計画2022」に「夢洲アクセス検討」を盛り込んでいる。桜島線を舞洲経由で夢洲まで延伸することになるが、こちらは「検討」段階であり開業時期等は未定である。

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さて、不動産投資市場への影響であるが、まずはこれらアクセス路線沿線の物件が動き出すと見るのが妥当であろう。

大阪メトロ中央線は現在、西はコスモスクエア駅(大阪市住之江区)から東は長田駅(東大阪市)を結んでおり、途中、JR大阪環状線、阪神なんば線、大阪メトロ千日前線、四つ橋線、御堂筋線、堺筋線、谷町線、長堀鶴見緑地線、今里筋線、JRおおさか東線と接続している。

大阪市内中心部を東西に結ぶ路線である。東の長田駅から先は近鉄けいはんな線に乗り入れており、生駒駅から学研奈良登美が丘駅までつながっている。

ただこの東西の駅間の所要時間は50分強かかる一方、大阪一の人気かつ混雑路線の御堂筋線とコスモスクエア駅は、本町駅接続の15分程度で結ばれる。このほか大阪市内を南北に走る大阪メトロの主要路線と接続していることから、市内全域で物件が動くことも考えられる。

次に、JR桜島線が延伸した場合。先ほどの大阪メトロ中央線は、西日本最大のターミナルである大阪駅には接続していないが、桜島線が延伸すればダイレクトに接続する。

観光客や夢洲への通勤客の利便性という点では、こちらの延伸が実現した方が遥かにインパクトは大きいと言える。また、桜島線は現在でもユニバーサルスタジオ・ジャパンへのアクセス路線となっており、延伸すれば大阪ベイエリアのリゾート地帯を貫く人気路線となることは間違いないであろう。

また、関西国際空港(関空)から入国する外国人の数が、今年の2月には成田空港を抜いて日本一になるなど、関西を訪れる外国人は増加の一途をたどっている。万博開催決定はその流れに拍車をかけるであろう。

そうなると、関空から夢洲を結ぶ路線とそのターミナル駅周辺の不動産需要がさらに高まることも予想される。路線で言えば南海本線、JR阪和線であり、ターミナル駅で言えば大阪の南の玄関口、なんばや天王寺あたりであろう。

万博の開催とIRによって、インバウンドの増加はもちろんであるが、雇用の増加、産業の集積などによる住宅需要の発生も見込まれる。民泊物件の需要もまた然りであろう。

また、東京オリンピック後をにらんだ投資マネーが大阪に流入することも考えられる。いずれにせよ、大阪、関西の不動産投資市場は今後激変すると見ておいた方がよいのではないか。

もちろん、そこにはチャンスもリスクも潜んではいるが、不動産投資家としては的確な状況判断と行動が求められることは間違いないであろう。

健美家編集部

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