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大阪モノレール線門真市駅以南が延伸!終着点「瓜生堂駅」をはじめ4駅が新設。

都市計画・再開発(地域情報)/大阪 ニュース

2021/03/15 配信

2029年開業に向け、大阪モノレールが延伸
4つの新駅は他線と接続し、便利に

兵庫県と大阪府の県境に位置する空の窓口、大阪(伊丹)空港と門真市駅を結ぶ大阪モノレールが、2029年の開業を目標に路線の延伸を計画している。

延伸区間の軌道について(出典:大阪府)
延伸区間の軌道について(出典:大阪府)

現在の終点である門真市駅の後に新駅を4駅構え、近鉄奈良線に大阪モノレールが接続。終着点は八戸ノ里駅と若江岩田駅間に新設する「瓜生堂駅」となる。

門真市駅から瓜生堂駅までの間には「門真南駅」「鴻池新田駅」「荒本駅」が誕生。
※「」内の駅名はすべて仮称。

門真南駅ではOsaka Metro長堀鶴見緑地線と、鴻池新田ではJR学研都市線と、荒本駅では近鉄けいはんな線と接続し、スムーズな乗り換えが実現する。

近鉄奈良線の瓜生堂駅は新しく建設される駅のため、西隣の八戸ノ里駅で考えると、大阪空港までは電車で3回の乗り換えを経て所要時間が1時間15分。
大きな荷物を持っていることを考えると、空港までの移動もひと苦労だ。

その点、瓜生堂駅が完成し、大阪モノレールが接続されると、乗り換え1回、ほぼ1本で大阪空港まで向かえる。
賃料は大幅減とはいかないだろうが、所要時間は約55分と、20分程度の時間短縮が見込まれ、行き帰りがラクチン。快適な空の旅が楽しめそうだ。

堺市の工業地帯まで辿り着けるか
この先どうなる?大阪モノレール線

大阪モノレールは大阪空港と堺市の工業地帯を結ぶ構想で1990年に開業。当初は計画が壮大すぎて財政的にもシビアなところがあり、門真市駅以降の建設については先延ばしにされていた。

今回の延伸計画は大阪モノレール構想の範囲内であり、ようやく計画が進み始めたといったところだ。
ここで同計画の軌跡を振り返っておく。

2004年の近畿地方交通審議会答申第8号では、近畿圏における望ましい交通のあり方の審議において、大阪モノレール延伸(門真市-鴻池新田-荒本-瓜生堂)が「京阪神圏の中長期的に望まれる鉄道ネットワークを構成する新たな路線」とされた。

建設に向けて動き出したのは、12年6月。大阪府戦略本部会議が大阪モノレール延伸を検討することを決定。

14年1月には、今回の延伸については一定の条件のもと、現時点において、料金収入により運営費をまかなうことができるものとし、今後、事業実施の可否について、個別に検討が必要な路線として「大阪府公共交通戦略」に位置付けられた。

16年3月に一定の公共交通ストック、魅力ある資源(商業・観光)の集積を最大限に活かしつつ、「都心機能の強化」「関西の連携強化」「観光集客」などの観点で鉄道ネットワークの充実を図る路線とされ、事業化が決定。

2019年度の着工、2029年度の開通を目指すとした。

今回の計画を見越してか、門前市駅の近くには「ららぽーと」らしき大型ショッピングモールや住宅地の建設工事も進んでいる。

ちなみに瓜生堂駅以降の堺方面に向けた延伸は、要望書が提出されたもののまだ動き出しは見られない。

堺市の報告資料「沿線地域の連携に向けて」より抜粋。薄桃色のラインが瓜生堂駅以南の延伸を要望している区間。
堺市の報告資料「沿線地域の連携に向けて」より抜粋。薄桃色のラインが瓜生堂駅以南の延伸を要望している区間。

堺方面の延伸計画の軌道を辿ると、過去に紹介した松原市の天美地区堺市美原区の黒山地区の大型商業施設の建設予定地の近くを走る計画になっている。
現状の路線ではアクセスが悪いと思っていたが、この延伸が実現すると国道309号線沿いの建設ラッシュにも合点がいく。

堺方面に路線を伸ばせるのか、この先も注目しておきたい。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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