
テレビ局と一流ホテルが一体化した
複合施設が2024年春開業へ
2021年8月上旬、日本経済新聞社と大和ハウス工業は、大阪市中央区の日本経済新聞社旧大阪本社跡地の再開発プロジェクト、複合施設「大阪・大手前一丁目プロジェクト」を同年8月1日より着工したと発表した。
この施設には、日本経済新聞社グループのテレビ大阪の本社と、関西初ブランドとなるヒルトン運営の「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」の入居が決定。また、リバーサイドには大阪城に続くテラス空間を設置し、「水都大阪」の魅力を高める計画が進められているという。

「大阪・大手前一丁目プロジェクト」は、情報発信や業務、宿泊などの多様な機能を導入することで、都市の魅力の充実と大阪城公園の玄関口としての観光拠点機能を強化。「天満橋」駅と大阪城公園を結ぶ歩行者空間を生み出し、快適で魅力ある複合拠点の形成を目的とする。
「天満橋」駅すぐそばの大手前地区は
大阪の魅力が凝縮された観光エリア


大阪市中央区の大手前エリアは、Osaka Metroや京阪電鉄が乗り入れる「天満橋」駅が最寄りで、水と緑が豊かで交通至便なまちだ。

大阪きっての観光名所である「大阪城」は、施設から徒歩約15分。「水都大阪」を象徴する「大川」もすぐそばを流れ、四季折々の景観が楽しめるリバークルーズは観光客を中心に人気を博している。

また、日本最大祭の一つに数えられる「天神祭」や、大阪のお花見を代表する「造幣局 桜の通り抜け」の舞台からも近く、“大阪らしさ”を満喫できるエリアだ。
そんな立地に建設されるこの施設は、メディアと観光の複合拠点を形成するランドマークという位置づけ。地域へ情報を発信するテレビ局と、国内外の観光客に高いレベルのサービスを提供するホテルを一体化させ、地域の活性化を図る空間整備を行う。
ヒルトンの関西初ブランドも決まり
2024年以降のさらなる賑わいに期待
施設の1〜4階は、日本経済新聞社が区分所有。日経グループの情報発信拠点として、テレビ大阪が新本社として入居する。イベントの開催や天神祭の生中継などを通じて賑わいを演出し、地域の活性化を図っていく。
一方、大和ハウス工業が区分所有する6〜20階には、ヒルトンにおいて関西初ブランドとなる「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」がオープン。全377室の客室のほか、レストランやカフェバー、ロビーラウンジ、フィットネス・プールなどのファシリティが備わる予定だ。
施設の外観デザインは、「和模様」がコンセプト。隣接する大阪城の白壁や石垣、日本古来の市松模様といった和要素を取り入れている。
また、寝屋川沿いには水辺に桜を配した、大阪城公園へと続くテラス空間を設置予定。敷地の東西には憩いと賑わいの空間となる多目的広場を整備し、一般開放するという。
2025年の「大阪・関西万博」を見据えて動き出したこのプロジェクト。世界のヒルトンも認めたこのエリアが、どのように賑わっていくのか。2024年春の施設開業が待ち遠しい限りだ。
健美家編集部
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