豊中市にある「千里中央」駅前の
2つの老舗商業施設を一体的に建て替えへ
大阪府豊中市にある北大阪急行「千里中央」駅周辺の再開発構想、「千?中央地区活性化基本計画」が策定されてからおよそ2年半が経過している。
この再開発計画は、阪急阪神百貨店を傘下に持つエイチ・ツー・オーリテイリング主導のもと、老朽化が進む大型商業施設の「千里セルシー」と「千里阪急」を一体的に建て替えるというもの。
現時点で完成時期は未定となっているものの、跡地に10万㎡を超える大型商業施設とする構想や駅前広場の再編によるターミナル機能の強化、歩行者ネットワークの拡充、大街区化の推進などが計画されているという。
「千里セルシー」の閉館をはじめ
再開発が活性化する「千里ニュータウン」
大阪府の豊中市・吹田市の千里丘陵に整備された「千里ニュータウン」は、1962年にまち開きされた日本初の大規模ニュータウン。中でも、千里ニュータウンの中心地である「千里中央」は、大阪北部屈指の商業集積エリアだ。
その中核を担って耐震診断の結果いた「千里セルシー」は1972年開業以来、多くの人々に愛されていたが、2013年に施行された改正耐震改修促進法の耐震診断の結果により、「震度6強から7の地震で倒壊、または崩壊する危険性が高い」と診断。2019年5月に惜しまれつつ商業施設としての役目を終えた。
この「千里セルシー」をはじめ、現在の千里中央は1970年代に建てられた団地の建て替えや新しいマンションの整備、商業施設の再生などが活発化している。
北大阪急行の延伸も追い風に?
さらなる地価の上昇に大きな期待感
「千里中央」駅北側に住友商事主導による商業施設とタワーマンション、西側には「イオンSENRITO専門館」や52階建てのタワーマンションなどがすでに完成。今回の東側は「千里中央」駅前再開発の第3弾となる。
さらに、「千里中央」駅を終端駅とする北大阪急行電鉄が2023年度に箕面市まで路線の延伸が予定されている。「千里中央」駅は大阪モノレールとも連絡していることから人口流入が大いに期待され、さらなる地価の上昇は十分に見込めるだろう。
「千里中央」駅前の再開発プロジェクトは、今のところ大きな動きは見られないが、特大のポテンシャルを秘めるエリアだけに、今後も注意深く動向を追っていきたい。
健美家編集部
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
千里中央駅周辺の収益物件はコチラ