「河内小阪」駅前の近鉄保有地を再開発
地域特性を踏まえた総合開発を推進
近鉄グループホールディングスは2019年、大阪府東大阪市にある近鉄奈良線「河内小阪」駅前北側の保有地を再開発すると発表している。
2019年以降は新型コロナウイルスの蔓延により工事の動きは鈍っていたものの、2021年5月の中期計画で「地域特性を踏まえた総合開発を推進し、魅力あふれる沿線主要駅エリア」を目指すという方針が示され、徐々に工事が進められている。
現段階ではプロジェクトの具体的な構想は公表されていない。マンションやショッピングモール、ホテルができるのではと、近隣では憶測が飛び交っているようだ。
とはいえ、すでに小坂第1近鉄ビルは解体が完了して更地になっており、第2近鉄ビルから第5近鉄ビルも次第に解体が進んでいくと見られる。これらを踏まえると、計画地の敷地面積は少なくとも13,000㎡程度になる可能性が高い。
難波まで20分弱の好アクセス
新築マンションの建設も散見
今回の舞台である「河内小阪」駅は、お世辞にも知名度が高いとは言えないが、近鉄線を利用すれば「大阪難波」駅まで乗り換えなしで約20分弱と、実は都市部へのアクセスが良好だ。
また、駅北口から北に5分ほど歩いた場所にある、大手食品メーカー「ハウス食品」の大阪本社がまちのランドマークだ。その目の前には「大阪商業大学」のキャンパスもあるなど、その一帯は整備されている印象。深夜まで営業するスーパーや飲食店、コンビニなども立ち並ぶなど、利便性も高い。
駅前周辺はレトロな商業ビルや商店が立ち並ぶ一方、駅から5~10分ほど離れた圏内は徐々に洗練されつつある。ファミリーや学生向けと思われる新築マンションの建設も散見されるなど、新たな住民を呼び込む準備も着々と進められ、まちがより活気づいていきそうな気配だ。
活気が期待される「河内小阪」駅周辺など
ラグビーW杯以降も変化する東大阪
このように、再開発プロジェクトをきっかけに、まちが新たに生まれ変わろうとしている「河内小阪」駅周辺エリア。計画地の施設建設のみならず、今後は駅前の交通整備なども絡めてまちづくりが進められていくだろう。
2019年のラグビーワールドカップでさまざまなインフラ整備が行われた東大阪だが、イオン東大阪店を解体したOsaka Metro「荒本」駅前、そして今回の近鉄「河内小阪」駅前の再開発と、まだまだ東大阪は変化を遂げていきそうな予感。今後、東大阪のまち並みはどのように変化していくのか期待したい。
健美家編集部
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