堺市美原区に「ビバモール」が完成!
周辺にはもう一つ気になる商業施設も
以前の記事でもご紹介した通り、大阪府堺市の東端に位置する美原区、とりわけ美原区の中心にある黒山地区は、堺市都市計画の「美原都市拠点」に位置づけられる主要エリアだ。そこに、2022年までに二つの大型ショッピングモールができるとあって、かねてより注目を集めていた。

二つのショッピングモールはどちらも、大阪の南北をつなぐ主要幹線道路の国道309号沿い。しかも、国道309号を挟んでほぼ対面するほど近接している。近くには阪和自動車道の「美原南IC」や「美原北IC」、南阪奈道路の「美原IC」などがあり、広域アクセス性が非常に優れている点も魅力だ。

二つのショッピングモールのうち、「ビバモール美原南インター」は2021年9月にひと足早くグランドオープン。大型ホームセンターのスーパービバホームを核に、大手の家電量販店やリユースショップなど、37の専門店で構成。売場面積は27,000uを誇り、車約1,080台、自転車約1,230台を駐車・駐輪できる。
オープン以来、美原区住民はもちろんのこと、その周辺の松原市や大阪狭山市、富田林市といった南河内エリアからも客を集め、にぎわいを見せている。
関西エリア4施設目の「ららぽーと」が
2022年秋をメドにオープン予定

そして、気になるもう一つのショッピングモールは、「三井ショッピングパーク ららぽーと」で決定した。以前ご紹介した記事ではあくまで憶測に過ぎなかったが、2021年5月、「ららぽーと」を運営する三井不動産から「ららぽーと堺(仮称)の開業に向けて建設工事に着手した」ことを正式に発表。2022年秋のオープンに向けて工事が進められている。

来年オープン予定の「ららぽーと堺(仮称)」は、甲子園、和泉、吹田市の「EXPOCITY」に続く関西エリア4施設目。堺市と美原区におけるまちづくりの新たな拠点として、ファミリー層をメインターゲットに話題性の高いテナントをそろえ、ヤングからシニアまで幅広い世代が楽しめる商業施設を目指すという。
「ららぽーと堺(仮称)」は売場面積約56,200uの3階建てで、店舗数は約220、駐車台数は約3,050台を計画。同じ大阪南部にある「ららぽーと和泉」が週末になると常に混雑している現状を踏まえれば、うまく分散されるだろう。
大阪南部に暮らす人々の
生活圏がさらに豊かに


2021年5月から着工されている「ららぽーと堺(仮称)」は、12月初旬時点で建物の骨格が出来上がった状態。周辺の道路も舗装されつつあり、ここまで再開発は順調に進行していると見られる。
計画地までの電車アクセスは良いとは言えないが、現状では南海電鉄「北野田」駅やOsaka Metro「新金岡」駅から、建設地にほど近い「美原区役所」行きのバスが発着。おそらく「ららぽーと堺(仮称)」が完成するまでには、新たな交通網も整備されるだろう。
二つの大型モールが完成する堺市美原区の黒山地区は、今後さらに地価上昇が期待できるエリア。大阪南部に暮らす人々の生活圏がさらに豊かになることは間違いだろう。
健美家編集部