子どもからお年寄りまで楽しめる
2021年にオープンした「セブンパーク天美」
2021年11月、“大阪のへそ”と呼ばれる松原市に待望の大型商業施設がオープンした。当初は「アリオ松原」ではないかと推察されていたが、以前の記事では公式発表こそされていなかったものの、工事中の建物に刻まれていた文字で「SEVEN PARK(セブンパーク)」と特定。その事実通り、昨年「セブンパーク天美」がお披露目された。
「セブンパーク天美」は、「セブン&アイ ホールディングス」の傘下にある「セブン&アイ クリエイトリンク」が運営。
商業とエンターテインメントを融合させた複合施設で、店舗数は約200を数えるなど、ファミリーや学生を中心ににぎわっている。屋外には公園やオープンテラスなども設置され、子どもやお年寄りの憩いの場としても定着しつつある。
「セブンパーク天美」の開業によって
周辺環境や住みやすさが好転
「セブンパーク天美」の場所は、国道309号、県道12号、阪神高速6号大和川線「三宅西」ICが交わるクロスポイントで、とりわけ自動車利用者にとっては好アクセスだ。
また、最寄り駅の近鉄南大阪線「河内天美」駅から「セブンパーク天美」行きの直通バスも運行しており、片道約10分で到着。もちろん、「河内天美」駅から徒歩でも20分程度でたどり着く。
施設の近くには「池内遺跡」や「上田町遺跡」があるように、弥生時代あたりから農耕地だった松原市だが、「セブンパーク天美」のオープンに合わせて周辺環境が一変。コンビニや家電量販店、ドラッグストアやクリニックビル、スポーツパークなどが新設され、新築の住宅なども見られるようになった。
この地域で長く暮らしていた住民にとっては、ここ最近で何不自由のない暮らしが送れるようになったはずだ。
さらにまちづくりが進む可能性も!?
大きなポテンシャルを秘める松原市
もっとも、「セブンパーク天美」周辺にはまだ再開発の余地がある。特に、施設東側には広大な田畑が広がり、年季の入った工場群も点在。仮に後継者などが見つからず、土地を手放すことになれば、マンションや戸建ての建設が一気に進む可能性も十分に考えられる。
また、施設正面を横断する府道26号線沿いにも空き地が散見されるなど、施設や店舗、住宅などの建設も想定される。
「セブンパーク天美」がオープンしたとはいえ、まだまだポテンシャルを秘める松原市。府内の主要都市である大阪市や堺市に接するという利点もあり、今後さらにまちづくりが進むエリアとして注目を集めるかもしれない。
健美家編集部