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大阪府堺市のベッドタウン・泉北ニュータウンで「泉ケ丘駅前活性化計画」が始動! 駅前に地上4階の商業・オフィス複合ビルが誕生へ

都市計画・再開発(地域情報)/大阪 ニュース

2022/04/10 配信

泉ケ丘駅前の複合ビル2階の完成予想図。左側に駅前ロータリーデッキ2階「堺市くすのき広場」、右側に同計画新築4階建のうち2階広場を中心に望む(出典:南海電鉄プレスリリースより)
泉ケ丘駅前の複合ビル2階の完成予想図。左側に駅前ロータリーデッキ2階「堺市くすのき広場」、右側に同計画新築4階建のうち2階広場を中心に望む(出典:南海電鉄プレスリリースより)

南海電鉄主導で「泉ケ丘駅前活性化計画」に着手
泉ケ丘ひろば専門店街の一部をリニューアル

2022年3月上旬、南海電鉄は沿線の重要拠点である泉北ニュータウンの泉ヶ丘において次代の沿線中核都市を目指し、行政と共創で「泉ケ丘駅前活性化計画」を始動することを発表。その一環として、2025年10月の開業を目指し、泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅南側にある「泉ケ丘ひろば専門店街」の一部を建て替える計画も公表した。

複合ビルが建つ現在の様子。2022年4月から2023年7月まで、「泉ケ丘ひろば専門店街」の一部は解体工事のため閉鎖される
複合ビルが建つ現在の様子。2022年4月から2023年7月まで、「泉ケ丘ひろば専門店街」の一部は解体工事のため閉鎖される

新施設は、商業施設やオフィス、金融機関や医療施設が入居する地上4階・地下1階の複合ビル。2階には大規模な広場が設けられ、駅前ロータリーデッキ2階にある「くすのき広場」と一体化。さらに、4階の各フロアや屋上階にも広場が設置されるなど、これまで以上に充実した憩いの場を提供する。

泉ケ丘駅北側の三原台エリアに、近大医学部・近大病院が移転
泉ケ丘駅北側の三原台エリアに、近大医学部・近大病院が移転

また、2025年には泉ヶ丘エリアに近畿大学病院・近畿大学医学部が移転予定だが、病院と泉ケ丘駅を結ぶ歩行者動線は現在、ユニバーサルデザインに配慮されていないことが課題。そこで、この新施設は泉ケ丘駅と近畿大学病院を結ぶルート上にあることから、バリアフリー等ユニバーサルデザインに配慮した歩行者ネットワークを堺市と共創するという。

高齢化・人口減少が叫ばれる泉ケ丘に追い風
スマートシティ化を掲げ、南海沿線の中核都市に

泉北ニュータウンは高度経済成長期の住宅需要に応えるため、1967年の泉ケ丘エリアのまちびらきを皮切りに発展し、1992年には人口16.5万人を誇った関西屈指の大規模ニュータウンだ。しかし、2020年には人口が11.8万人まで減少し、2030年には人口が10万人を割り込むという予測が出るなど、高齢化・人口減少という社会的課題が顕在化している。

そんな中、近大病院等の泉ケ丘エリアへの移転や、コロナ禍における郊外環境で暮らす・働く・訪れるというライフスタイルの見直し。さらには、堺市が2021年に泉北ニュータウンの新たな価値の創造を目指す「SENBOKU New Design」の策定や、堺市が位置づけたスマートシティの重点拠点など、泉ケ丘にとって追い風が吹いているのも事実だ。

これらの動きに呼応する形で、南海電鉄も泉北ニュータウンの活性化につながる取り組みを推進するとともに、「泉ケ丘駅前活性化計画」に着手。これまで「ベッドタウン」という位置付けだった泉ケ丘を「次代の沿線中核都市」とすることを掲げた。

商業施設のリニューアルに近大病院の移転
大規模な駅前再開発が控える泉ケ丘

泉ケ丘駅前のロータリーを撮影。泉北高速鉄道のほか、学生やお年寄りなどバス利用者も多い
泉ケ丘駅前の様子。都心へのアクセスの良さと緑豊かな住環境は魅力的だ

大阪ミナミの中心地である難波から電車で30分圏内という利便性と、緑に囲まれ自然豊かな郊外エリアという住環境を併せ持つ泉ケ丘。

そこに、「泉ケ丘駅前活性化計画」を推進することで、これまで地域に不足していた「働く場所」や「子育て支援」といった若年世代が活躍できる機会を創出する。

地域課題である人口増加にも目途が立ちつつある泉北ニュータウン。中でも、「泉ケ丘ひろば専門店街」のリニューアルや近大病院等の移転など、大規模な駅前再開発が控える泉ケ丘は今後も目が離せないエリアだ。
健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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