
JR西日本ホテルズとマリオットが初提携!
新ホテルが「オートグラフ コレクション」に加盟
日本郵便、西日本旅客鉄道、大阪ターミナルビル、JTBが、旧大阪中央郵便局跡地を含むJR大阪駅西地区エリアを再開発している「梅田3丁目計画(仮称)」に新展開があった。
2022年3月下旬、ジェイアール西日本ホテル開発のニュースリリースで、「梅田3丁目計画(仮称)」内に同社が運営するJR西日本ホテルズの新たなホテルブランドを出店すると発表した。
同時に、同社として初となるマリオット・インターナショナルと提携。マリオット・インターナショナルは、世界各地でマリオットやリッツ・カールトンなど数多くのラグジュアリーブランドホテル・宿泊施設の運営やフランチャイズを展開するアメリカの多国籍企業だ。
そんなマリオットグループで「オートグラフ コレクション」と呼ばれる独立系高級ホテルのコレクションに、日本で4軒目、アジア太平洋地域で17軒目のホテルとして加盟したことも明かしている。
ちなみに、ホテルの出店は2024年夏を予定しているという。
歴史を継承し、驚きと価値を提供する
オンリーワンのホテルブランドへ

「オートグラフ コレクション ホテル」とは二つとして同じホテルはなく、それぞれが他にはない特徴と独自のストーリーを持つオンリーワンのホテル。独自の造りやデザイン、おもてなしに対して強いこだわりを考慮したうえでセレクトされ、特別な滞在経験ができる特異なホテルだ。
ホテルの計画地は、1874年に開業した初代大阪駅の跡地。それを踏まえ、このホテルは地域の歴史や文化を未来へと紡ぎつつ、予期しない驚きや新たな価値を提供することで、国内外の利用客に愛されるホテルブランドを目指すという。
現在計画中のホテルは、「梅田3丁目計画(仮称)」内の1階、7階、29〜38階で、客室は40平米を中心に418室。付帯施設として、宴会場(7F)、レストラン(29F)、大浴場を併設するフィットネスジム(30F)などの施設を備える予定だ。

また、「梅田3丁目計画(仮称)」は現在、大阪駅西側に整備中の「JR大阪駅新改札口」(2023年春暫定供用開始予定)に直結するなどアクセス抜群。その利点を活かし、西日本エリアの新たな観光拠点として、人と人、人と街をシームレスにつなぐサービスを計画しているという。
計画中のホテル概要は以下の通り。
■ホテル名:未定(2022年6月中旬時点)
■所 在 地:大阪府大阪市北区梅田三丁目2番4号地
■面積:約36,500u(ホテル)
■客室数:418室(客室フロア30〜38階)
■客室面積:40u(標準客室)
■付帯施設:宴会場(7F)、レストラン(29F)、フィットネスジム(30F)など
■開業:2024年夏(予定)
■アクセス:JR大阪駅新改札口直結(2023 年春暫定供用開始予定)
・JR高架下貫通通路により、JR大阪駅に整備される新改札口と直結。
・西梅田地区と大阪駅を結ぶガーデンアベニュー(地下通路)と直結。
・2 階に整備される歩行者デッキにより、JR大阪駅(サウスゲートビルディング)と直結。
徐々に明るみになる
「梅田3丁目計画(仮称)」
地上40階建ての複合ビルを中心とする「梅田3丁目計画(仮称)」は今回、JR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルのタッグによるホテル計画が明らかになった。
そのほかでは、5〜8階には毎日放送などで構成されるMBSメディアホールディングの劇場が2024年夏に誕生予定。まだ明かされてはいないものの、低層階には大型商業施設の開業も控えるなど、期待は膨らむばかりだ。
2025年の大阪・関西万博を控え、再開発が急ピッチで進む梅田・大阪駅周辺。もれなく、このJR大阪駅西地区エリアの展開からも目が離せそうにない。
健美家編集部