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“大阪の迎賓館”の土地・建物売却で話題。なにわ筋線の開通も絡み合う「中之島五丁目地区」の再開発プロジェクトとは

都市計画・再開発(地域情報)/大阪 ニュース

2023/01/29 配信

2019年のG20サミットで海外の要人が宿泊するなど、“大阪の迎賓館”として役割を果たしてきた「リーガロイヤルホテル(大阪)」だが、2023年1月のリリースで外資ファンドに土地・建物を売却することに
2019年のG20サミットで海外の要人が宿泊するなど、“大阪の迎賓館”として役割を果たしてきた「リーガロイヤルホテル(大阪)」だが、2023年1月、外資系ファンドへ土地・建物を売却することが明らかに

昨年12月、「中之島五丁目地区」の
再開発に対して大阪市が認可

大阪市は2022年12月上旬、大阪市北区の中之島五丁目の一部について、「中之島五丁目地区土地区画整理事業」として施工を認可した。

リバーサイドの美しいロケーションが魅力の中之島
リバーサイドの美しいロケーションが魅力の中之島

今回の舞台となる「中之島五丁目地区」は、古くから大阪の経済・文化・行政の中心で、文化・交流・商業・滞在といった都心機能の充実や強化を目指し、開発・整備が進められてきたエリア。都市再生特別措置法に基づく「中之島周辺地域 特定都市再生緊急整備地域」としても位置付けられている。

京阪中之島線の整備や、2030年に開業予定のなにわ筋線新駅の計画による交通利便性の向上と、ウォーターフロントエリアの特性を活かし、低未利用地の土地利用転換などにより、中枢業務機能の充実や質の高い都市空間の創出を目的とするという。

「中之島五丁目地区土地区画整理事業」の設計図(出典:大阪市)
「中之島五丁目地区土地区画整理事業」の設計図(出典:大阪市)

また、地区南側に位置する市道中之島線(南岸道路 幅員10m)及び都市計画道路中之島歩行者専用道2号線(幅員6m~8m)の整備を「中之島五丁目地区土地区画整理事業」の整備に併せて行うと発表した。

“大阪の迎賓館”が土地・建物を
カナダの投資ファンドに売却

解体工事が完了した2016年以降、更地になっている大阪市立扇町高等学校の跡地
解体工事が完了した2016年以降、更地になっている大阪市立扇町高等学校の跡地

施工期間は2025年10月末までで、施行地区の面積は約7.7ha。地区内には“大阪の迎賓館”「ことリーガロイヤルホテル(大阪)」や大阪市立扇町高等学校跡地も含まれるなど、今回の土地区画整理事業は大規模な再開発に踏み切る可能性が高いと見られている。

とりわけ、「リーガロイヤルホテル(大阪)」については以前から建て替えがうわさされていたが、2023年1月下旬、株式会社ロイヤルホテルがカナダの不動産投資会社である「ベントール・グリーンオーク・グループ」と資本業務提携を締結すると発表した。

1月下旬時点で、リーガロイヤルホテル(大阪)の東側は埋蔵文化財発掘調査中
1月下旬時点で、「リーガロイヤルホテル(大阪)」の東側は埋蔵文化財発掘調査中

さらに、運営は継続しつつ、「リーガロイヤルホテル(大阪)」の土地と建物を売却。総額135億円の大規模リノベーションを断行し、大阪・関西万博が開催される2025年に「リーガロイヤルホテル(大阪)-Vignette Collection(ヴィニェット コレクション)」として新たに生まれ変わるという。

「中之島五丁目地区」の再開発は
2030年開通予定のなにわ筋が影響

こうした再開発プロジェクトの背景には、2030年に開通予定のなにわ筋線が大きく影響しているといわれている。

計画地の「中之島五丁目地区」は、今でこそ京阪中之島線「中之島」駅に直結しているだけだが、なにわ筋線の開通後には大阪最大のターミナル駅である梅田駅・大阪駅まで1駅、新幹線が発着する新大阪駅まで15分程度、さらに空の玄関口である関西国際空港にも直結。交通の利便性は今と比較にならないほど向上する。

大阪で最も大きな再開発プロジェクトは大阪駅北側の「うめきた2期地区」だが、「中之島五丁目地区」はそれに続くポテンシャルを充分に秘めている。今後の展開を期待せずにはいられない。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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