北陸新幹線の金沢までの開業から2年余。2014年以来急ピッチでホテル、ゲストハウスなどの宿泊施設や飲食店等が増加、今もその勢いは続いている。
2017年3月18日に発表された公示地価でも、石川県では地価が上昇した地点が68カ所と前年の56カ所より13カ所増、前年30カ所だった横ばい地点が37カ所に増えるなど、上昇傾向が続いていることが明らかだった。
中でも金沢市は北陸新幹線開業効果が継続しており、全用途平均で1.8%と前年同様に上昇しており、隣接する野々市市も1.0%増。
さらに津幡町や金沢訪問時に合わせて訪問されることも多い七尾市の和倉温泉、加賀市の山中温泉、片山津温泉や山代温泉でも上昇している。金沢市を中心にした北陸エリアに観光客の目が向いており、それが地価上昇を支えているといえる。
その中でも注目したいのは金沢の中心部に点在する町家。金沢は京都同様、空襲を受けなかったことから、2012年時点に地元のNPO金沢町家研究会が行った建物外観による悉皆調査によれば、上記のエリアつまり旧城下町域
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