2016年に入り、百貨店業界では地方店、郊外店の閉鎖が相次いでいる。店舗数が大きいのはそごう・西武で、今年9月30日にそごう柏店(千葉県柏市)、西武旭川店(北海道旭川市)が閉店、さらに来年2月28日に西武八尾店市(大阪府八尾市)、西武筑波店(茨城県つくば市)が閉店する予定。
三越伊勢丹では来年3月20日に三越千葉店(千葉県千葉市)、三越多摩センター店(東京都多摩市)が閉店の予定。
京急阪神百貨店(大阪府堺市)も来年7月31日に閉店の予定だ。
■駅前の商業施設開業で競争激化する千葉
このうち、街の雰囲気がポジティブな意味で変わりそうなのは千葉。三越千葉店は1984年に開業、その後、93年にJR千葉駅前にそごう千葉店が開業した影響で競争が激化。
ピーク時の91年に507億円あった売上高は2016年126億円にまで落ち込んでおり、他店と比べても大きな赤字だったという。
千葉では1976年の開業から40年経つ千葉パルコも11月30日に閉店を予定している。千葉パルコは火災による経営悪化から閉店した地場の百貨店「田畑百貨店」のビルに入居しているが、建物が古いこともあり、後継店舗の予定などの発表がないまま、閉店
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