1989年7月に喜多見〜和泉多摩川間で始まった小田急電鉄の複々線化及び東京都の連続立体交差事業が2018年3月に完成する。

複々線化は線路を2本の複線から4本の複々線にするもので、その効果としては混雑緩和、所要時間の短縮、都心方面への利便性の向上、座って通勤できる本数増などが挙げられている。
言葉で言うと2本を4本にするだけだが、30年近くかけて工事を続けてきただけにその効果は非常に大きい。これを期に小田急線沿線の人気が高まる可能性も十分にある。複々線化で何が変わるのか、そして、どの駅に注目すべきかを見て行こう。
■混雑度は192%から150%程度に

小田急線の混雑度は首都圏でも有数。平成28年度の国土交通省の調査では192%と身動きしづらいほどの状況である。それが複々線化による本数増で150%ほどに低減されるという。この程度であれば、新聞や雑誌を楽な姿勢で読めるようになるというから、とりあえず、痛勤からは解放されることになる。
■町田〜新宿間で所要時間が12分短縮

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