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65年間ずっと人口増加中、神奈川県・開成町の魅力。開成駅は小田急小田原線の急行停車駅に

都市計画・再開発/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2021/03/03 配信

1955年(昭和30年)に町が誕生して以来、一貫して人口が増加している神奈川県西部の開成町。

2010年〜2015年における5年間の人口増加率3.9%は神奈川県内の市町村で第1位。人口減少時代を迎えた日本において計画的なまちづくりの成果を見せる開成町の魅力を紹介しよう。

毎年9月に開催される「阿波おどり」。小さな町が大きな盛り上がりを見せる1日
毎年9月に開催される「阿波おどり」。小さな町が大きな盛り上がりを見せる1日

3つの地域に大別して計画的に町づくりを展開
1955年の合併依頼一貫して人口が増加中

神奈川県の西部、足柄上郡に属する開成町は、1955年(昭和30年)に酒田村と吉田島村が合併して誕生。東西1.7km、南北3.8km、総面積6.55km2と神奈川県で最小の行政区域面積の町だ。

東名高速道路「大井松田」インターから近いほか、1985年(昭和60年)に開業した小田急小田原線の「開成」駅が2019年には急行電車の停車駅となるなど都心へのアクセスが良好となり、今後ますます暮らしやすさの向上が期待できる町となっている。

そんな開成町は、町域を農地が多く昔ながらの風景が広がる北部地域の「ふるさとゾーン」、公共施設などが多い中部地域の「くらしゾーン」、近年区画整理が進み、住宅街が広がる南部地域の「ときめきゾーン」の3つの地域に大別して計画的に町づくりを展開。

同じ町内に自然豊かな風景が広がるエリアと、行政機関や学校、スーパー、病院など日々の生活に必要な施設がコンパクトにまとまったエリアが同居する住みやすさが魅力。また、山林がない可住地割合100%の平坦な土地は、自転車での移動にも適した暮らしやすい町であるのも特徴だ。

左上/昔懐かしい風景が広がる北部地域の「ふるさとゾーン」。開成町は酒匂川流域に形成された扇状地であるため、地味肥沃で水利の便の良好ななだらかに南傾している平坦地で、温暖な気候に恵まれている。写真は築300年の古民家「瀬戸屋敷」 右上/公共施設などが多い中部地域の「くらしゾーン」に新しく完成した開成町役場。木のぬくもりに癒されるような美しい建物 左下/開成町南部地域の「ときめきゾーン」には大きなマンションも建ち並ぶ 右下/急行停車駅となった小田急線「開成」駅。町民の足として活用されている
左上/昔懐かしい風景が広がる北部地域の「ふるさとゾーン」。開成町は酒匂川流域に形成された扇状地であるため、地味肥沃で水利の便の良好ななだらかに南傾している平坦地で、温暖な気候に恵まれている。写真は築300年の古民家「瀬戸屋敷」 右上/公共施設などが多い中部地域の「くらしゾーン」に新しく完成した開成町役場。木のぬくもりに癒されるような美しい建物 左下/開成町南部地域の「ときめきゾーン」には大きなマンションも建ち並ぶ 右下/急行停車駅となった小田急線「開成」駅。町民の足として活用されている
平成22年から平成27年までの5年間の人口増加率3.9%は神奈川県内の市町村で1位。また平成29年の合計特殊出生率1.81(全国平均1.43)は県内で1位、翌平成30年の1.52(全国平均1.42)は県内で3位となっている ※合計特殊出生率/女性が一生のうち何人産むのかを計るための指標。女性が出産可能な年齢を15歳から49歳までと規定し、それぞれの出生率を出し、足し合わせることで、人口構成の偏りを排除し、一人の女性が一生に産む子どもの数の平均を求める
平成22年から平成27年までの5年間の人口増加率3.9%は神奈川県内の市町村で1位。また平成29年の合計特殊出生率1.81(全国平均1.43)は県内で1位、翌平成30年の1.52(全国平均1.42)は県内で3位となっている
※合計特殊出生率/女性が一生のうち何人産むのかを計るための指標。女性が出産可能な年齢を15歳から49歳までと規定し、それぞれの出生率を出し、足し合わせることで、人口構成の偏りを排除し、一人の女性が一生に産む子どもの数の平均を求める

積極的な子育て支援が好評
より魅力的な町にして移住を促進

町の誕生以来人口が増え続けている開成町がどのような取組みをしているのか、企画総務部企画政策課の市川幸依さんと、同課の遠藤憲彦さんに話をお聞きした。

「開成町では、母子健康包括支援センター『ひだまり』を窓口として、安心して妊娠・出産を迎えて子育てをしていくために、切れ目のない支援を行っています。妊娠届での妊婦面接から保健師などの専門職が、必要に応じて相談や家庭訪問等を実施しています。

また、地域の子育てをサポートするために、『子育て支援センター』を開成駅前に設置して運営しています。さらに、子育ての援助を受けたい方(おねがい会員)と、子育ての援助を行いたい方(まかせて会員)がお互いに助け合い、地域の子育てを支援する相互援助活動『ファミリー・サポート・センター』もあります。

『子育て支援センター』は子育ての悩みを相談できるほか、ママ友やパパ友づくりにも役立っています。経験豊富なスタッフや同じ悩みや喜びを共有するママやパパと話ができることで『日頃の悩みをスタッフの方に相談し、アドバイスを参考にしています』などという、喜びの声をお聞きします。不定期に土曜日に開催している『ぱぱ☆ひろば』も、パパを応援しているイベントとして好評です」と市川さん。

子どもを少しの時間預けたい時などに活用できる「ファミリー・サポート・センター」は、講習会カリキュラムを受講した頼れる『まかせて会員』にわずかな金額を支払うことで利用できるシステム。

保育園の送迎の依頼や、ママやパパのリフレッシュ時間のための利用など、理由は何でもいいとのことだ。

また、スーパーや銀行、信用金庫など町内の12か所を「赤ちゃんの駅」と名付け、授乳やおむつ替えために気軽に立ち寄れる施設として登録しているのも面白い。

「もちろん男性も利用できますし、『開成町全体で積極的に子育てを応援します!』というメッセージを具現化したものです」(市川さん)

健康保険に加入している子どもが病気などで医療機関を受診した時に支払う医療費の自己負担分(保険適用分)を通院・入院ともに中学校卒業まで助成する「小児医療費助成」、4ヶ月から小学校3年生までの児童が病気になり集団保育や家族保育が困難な時に一時的に保育士や看護師が子どもを病児保育室で預かる「病児保育事業」、妊婦健診8万円&産婦健診4,000円を補助する「妊産婦健診補助」、そのほかにも「特定不妊治療補助」「不育症治療費補助」などの支援も行っている。

町がコンパクトなことから、様々な施設やサポートを利用する際、また子どもが病気になった時などに病院やクリニックにすぐに駆け付けられるのも魅力といえるだろう。

子育て中のママやパパのバックアップなど、町を挙げて積極的な子育て支援を行っている開成町。子どもの笑顔は町のエネルギーになるほか、子育てをしやすい町は移住促進により町の活性化にもつながる。写真は開成幼稚園。開成町公式マスコットキャラクターの「あじさいちゃん」は子どもたちに大人気
子育て中のママやパパのバックアップなど、町を挙げて積極的な子育て支援を行っている開成町。子どもの笑顔は町のエネルギーになるほか、子育てをしやすい町は移住促進により町の活性化にもつながる。写真は開成幼稚園。開成町公式マスコットキャラクターの「あじさいちゃん」は子どもたちに大人気

小田急「開成」駅への急行列車の停車が実現
福祉コミュニティバスの運行など町内の移動にも配慮

「暮らしやすい町」と認識されるために、交通の便の良さは欠かせない条件だろう。

その点開成町には大きな進歩があった。2019年3月からは小田急小田原線「開成」駅が急行停車駅に昇格。停車する電車が増えたこと、また急行に乗り換えることなく移動できることで、通勤や通学がより便利になった。

また、東名高速道路の「大井松田」インターチェンジまで町の中心地から車で約10分と、東京方面や静岡方面への車での移動も便利だ。

町内の移動には平坦な土地柄から自転車の利用はもちろんのこと、高齢者や障がいを持っている方が安心して利用できる「福祉コミュニティバス」を運行。町役場や開成駅、福祉会館など町の拠点と自治会館など地域の拠点を結ぶ、町民の貴重な足として活躍。バスには南北線と巡回線の2ルートがあり、それぞれ4往復ずつ運行されている。
「高齢者や子ども連れの通院や買い物等に利用されています。コースや時刻表は定期的に見直しを行い、無料でどなたでもご乗車できます」と遠藤さん。

町内には14の自治会があり、夏祭り等の親睦行事や、中学生が授業の一環として参加する防災訓練等、自主的な活動を行っている。
「自分たちの地域を自分たちでよくしようという気持ちで皆さんがつながっていると思います」(遠藤さん)

また自治会ごとの活動のほかにも町の行事として、2〜3月には開成町の指定重要文化財で築300年の古民家「瀬戸屋敷」で行われる「瀬戸屋敷ひなまつり」、東京ドーム約3.6個分の広大な水田地帯の中に咲き誇るあじさいが楽しめる6月の「あじさいまつり」などがある。

他にも花火を鑑賞するなど夏の終わりをしめくくる8月の「納涼まつり」、9月には約1000人の踊り手が練り歩く「阿波おどり」、10月に行われるスポーツの祭典「スポ・レクフェスティバル」、11月にはダンスや合唱などを披露したり、絵画や生け花、写真などの作品を展示発表したりする「文化祭」が行われるなど、年間を通じて様々なイベントが開催されている。

「自然が豊かな環境も開成町の魅力です。初夏には町内をホタルが飛び交うなど、生活圏のすぐ近くで自然に触れ合うことができます。昔ながらの田園風景が印象的な広々とした水田では小学生を対象にした田植えや稲刈り体験も行っています。また、水道水には地下水を使用しており、町民の皆様から『とても美味しい』と評判です」(遠藤さん)

左上/婦人会の方が手作りした色とりどりのつるし雛が美しい「瀬戸屋敷ひなまつり」 右上/虹色に咲き誇るあじさいを愛でながらゆっくりと散策が楽しめる「あじさいまつり」 左下/花火大会のほか音楽フェスティバルなどが行われる「納涼まつり」 右下/自治会ごとに練習し、地域連携のきっかけにもなっている「阿波おどり」。高円寺や大和などの町外連も参加して賑わいを見せる
左上/婦人会の方が手作りした色とりどりのつるし雛が美しい「瀬戸屋敷ひなまつり」 右上/虹色に咲き誇るあじさいを愛でながらゆっくりと散策が楽しめる「あじさいまつり」 左下/花火大会のほか音楽フェスティバルなどが行われる「納涼まつり」 右下/自治会ごとに練習し、地域連携のきっかけにもなっている「阿波おどり」。高円寺や大和などの町外連も参加して賑わいを見せる

緩やかなものの高齢化は確実に進行
移住を検討してもらうための町の知名度アップが今後の課題

充実した子育て支援、駅が急行停車駅となるなど交通の便の良さの向上、地域に密着した様々なイベントの開催、平坦な土地などのほかにも、冷暖房を完備した小中学校、大型スーパーやコンビニ、ドラッグストアなどが揃う日常生活のしやすさ、病院や各種クリニックの点在、箱根などの観光地へのアクセスの良さなど、様々な魅力が満載の開成町。

町が誕生して以来、一貫して人口が増加してきた開成町も、近い将来人口の減少が始まると予想される。その来るべき時に備えて特に力を注いできたのが子育て支援と並ぶもうひとつの柱である「町のブランディング」だ。

「都市からほどよく離れた、ちょうどいい田舎を楽しもう。そんな時間や生活が、ちょっと贅沢だと思う。『田舎モダン』なライフスタイルを表現する町へ」(プロモーションブック「かいせいびより」から抜粋)と、「田舎モダン」をコンセプトに、町の公式マスコットキャラクターの「あじさいちゃん」やFacebookなどを活用して情報発信に注力している。

「現在町で把握している空き家は少なく、空き家バンクの申し込みもわずかです。移住を呼び込む移住者募集の専用のウェブサイトの作成はこれからになります。また、開成町に積極的に移住を促進するためには、住宅のほかに近くに職が必要でしょう。住と職がこの町で完結するのが理想ですが、職をどのように誘致するかも今後の課題だと思います」と遠藤さん。

隣の小田原市出身の市川さんも開成町出身の遠藤さんも、ともに「とても住みやすい町」と太鼓判を押す開成町。「これからもずっと住み続けたい町」であると同時に、「引っ越して住みたい町」と認知されるか、知名度アップなど今後の町の取組みに注目したい。

取材協力:開成町企画総務部企画政策課
健美家編集部(協力:淵脇祐樹)

町のイメージアップのためにつくられた約100ページのプロモーションブック「かいせいびより」は、一般財団法人地域活性化センター主催の「第5 回ふるさとパンフレット大賞」(2017年)において、優秀賞を受賞。四季の美しい風景や人々の表情が印象的な、開成町の魅力を伝える写真集だ。毎月発行される「広報かいせい」には、税制のことや子育てのこと、町のトピックスなど、毎号タイムリーな話題が掲載されている
町のイメージアップのためにつくられた約100ページのプロモーションブック「かいせいびより」は、一般財団法人地域活性化センター主催の「第5 回ふるさとパンフレット大賞」(2017年)において、優秀賞を受賞。四季の美しい風景や人々の表情が印象的な、開成町の魅力を伝える写真集だ。毎月発行される「広報かいせい」には、税制のことや子育てのこと、町のトピックスなど、毎号タイムリーな話題が掲載されている

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