毎年春には鉄道のダイヤ改正が行われるが、今年のダイヤ改正は例年以上に変化が大きい。全国レベルで考えれば北陸新幹線の開業だろうが、首都圏で考えれば上野東京ラインの開業である。
これはこれまで上野止まりだった常磐線、高崎線、宇都宮線が東京駅、品川駅まで延伸されるというもので、北関東エリアから都心、さらには東海道新幹線乗換なども含め、西日本エリアへの利便性が大きく向上するというもの。
この延伸により、宇都宮線、高崎線で東京、品川方面に出かける場合には大宮~東京間は9分短縮、大宮~品川間は10分短縮され、それぞれ36分、46分に。これまで横浜~大宮間を約68分で結んでいた湘南新宿ラインに比べると、約64分と13分も短縮される。
また、常磐線は品川駅まで直通運転となり、柏~東京間は7分、柏~品川間は8分短縮され、それぞれ39分、49分に。常磐線では「ひたち」「ときわ」の新しい名称の特急が導入され、あわせて普通車の全席に新たな着席サービスも登場する。「ひたち」を利用した場合、水戸から品川までが83分、東京までが74分と13分、11分短縮されることになる。
さらに常磐線、
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