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横浜駅直結のタワーマンションが2024年春竣工予定。「横浜駅きた西口鶴屋地区再開発ビル(仮称)」で横浜駅きた西口エリアのイメージが激変!?

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2021/09/11 配信

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横浜駅周辺では最も高いビルになる「横浜駅きた西口鶴屋地区再開発ビル(仮称)」。13~41階が集合住宅として利用されるタワーマンションになる(出典:横浜市)

横浜駅と歩行者用デッキで繋がり
きた西口エリアの一等地に誕生

横浜駅きた西口近くの鶴屋町一丁目で進んでいる、横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業。相鉄不動産と東急が参加組合員として参画し、地上43階、地下2階、高さ約178m、延べ床面積79,333㎡の超高層ビルが、2024年春に開業予定している。

平成17年度予算案事業本部・局別記者発表日
計画地は横浜市神奈川区鶴屋町一丁目の三角形になっている場所。(仮称)横浜駅西口開発ビル駅前棟はJR横浜タワーを、(仮称)横浜駅西口開発ビル鶴屋町棟はJR横浜鶴屋町ビルを指す(出典:横浜市)
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JR横浜鶴屋町ビルから計画地を見たところ。周辺は飲食店が点在する穴場的なエリアだったが、タワーマンションが誕生することで大きな変化が期待される

鶴屋町一丁目は、きた西口より帷子川の分水路を渡った先に広がるエリア。飲食店が点在するほか、プロボクサーの井上尚弥選手が所属する大橋ボクシングジムがある。一般の人はあまり馴染みのないエリアだったが、2020年6月にJR横浜鶴屋町ビルが誕生。ほぼ同時期にできたJR横浜タワーと、ペデストリアンデッキのはまレールウォークで結ばれたことでイメージが変わりつつある。

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JR横浜タワーから伸びるはまレールウォーク。かつて東急東横線が地上を走っていた場所にあり、鉄道のレールが埋め込まれている。頭上を走るのは首都高速神奈川2号三ツ沢線
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はまレールウォークをJR横浜鶴屋町ビル方面へ向かったところ。左の壁の向こう側で「横浜駅きた西口鶴屋地区再開発ビル(仮称)」の工事が行われている

「横浜駅きた西口鶴屋地区再開発ビル(仮称)」は、JR横浜鶴屋町ビルとJR横浜タワーの間、2018年まで相鉄高速バスセンターがあった場所に誕生する。もちろん、これら3つのビルははまレールウォークで繋がり、きた西口エリアがさらに注目されるのは間違いないだろう。

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計画地を南から北に向かって見たところ。右奥に見えるのがJR横浜鶴屋町ビルで、左の道路を100mほど進んだ右側に大橋ボクシングジムが入るビルがある

ホテルやマンションなどが入る
横浜市内で3番目に高いビル

建物の最大の特徴はシンボリックなタワー形状になること。約178mの高さは、横浜市内では横浜ランドマークタワー(同約296m)、ザ・タワー横浜北仲(同約200m)に次いで3番目。つまり、横浜駅周辺では最も高い建物になるということだ。

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1~4階には商業施設が入り、壁面などが緑化される予定。JR横浜タワーとJR横浜鶴屋町ビルを繋ぐ、はまレールウォークからアクセスできる(出典:横浜市)
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奥に見えるのが2020年6月に開業したJR横浜鶴屋町ビル。JR東日本ホテルメッツ横浜やCIAL横浜ANNEXなどがテナントとして入っている

構成は、1~4階が商業施設(4階にはホテルのロビーもあり)、5階が集合住宅のロビー、6~12階がホテル、13~41階が459戸の集合住宅、そして42・43階は複合施設となっている。横浜駅直結のタワーマンションのため、人気が高くなるのはもちろん、多くの人達が暮らすことで、街の雰囲気も大きく変わっていくことが期待できる。

国際都市にふさわしい街を目指し
今後も変貌し続ける横浜駅周辺

6社局が乗り入れ、乗降客数では新宿、池袋、渋谷に次ぐ4番目に多いことで知られる横浜駅。1872年に誕生した横浜駅は1915年に現在の高島町駅付近に移転し、初代横浜駅は桜木町駅へ改称。その後、1928年に現在の地に移転し、3代目の横浜駅となる。

横浜駅周辺は常に何かしらの工事が行われているといわれてきたが、それもそのはず、1928年の移転以来、周辺エリアを含めると工事が一度も止まったことがないという。その様子から、日本のサグラダ・ファミリア(1882年着工、2026年竣工予定)とも呼ばれている。

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横浜駅に隣接する地上26階、高さ約132mのJR横浜タワー。NEWoMan横浜、CIAL横浜、T・ジョイ 横浜が入るほか、12~26階はオフィスフロアになっている

実は、横浜駅きた西口鶴屋地区第一種市街地再開発事業はJR横浜タワーやJR横浜鶴屋町ビルも含めて、横浜市が掲げる開発計画「エキサイトよこはま22」のひとつとして位置付けられている。その内容は、横浜駅周辺を国際都市の玄関口としてふさわしいまちへ整備していくもので、計画は「まちづくりビジョン」、「基盤整備の基本方針」、「まちづくりガイドライン」の 3 編から 構成されている。

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「エキサイトよこはま22」の対象になるエリア。横浜駅周辺が5つに分けられ、それぞれの地区に設定されたテーマに基づいて、特色のあるまちづくりが推進される(出典:横浜市)

対象となるエリアは駅周辺の広範囲に及び、「横浜駅きた西口鶴屋地区再開発ビル(仮称)」の竣工で第1ステージが終了し、一区切りつくのだという。続く第2ステージでは、魅力のあるまちづくりが継承されるのはもちろん、地震や大雨などの災害対策、SDGsやデジタル化といった社会情勢の変化にも対応。さらに、駅周辺からみなとみらい21地区への徒歩でのアクセスを強化していく予定だ。

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東口からきた西口方面を見たところ。左奥の大きく映る建物がJR横浜タワーで、中央付近の黒っぽい建物がJR横浜鶴屋町ビル。その左付近に、「横浜駅きた西口鶴屋地区再開発ビル(仮称)」が建つ

横浜市が約20年後をイメージして制作した動画では、西口と東口を繋ぐ連絡デッキが地上に登場し、きた西口エリアでは帷子川分水路に遊覧船が航行するなど、「エキサイトよこはま22」後の様子が描かれている。もちろん、イメージ通りに実現するのは難しそうだが、そこには名実ともに国際都市の玄関口となった姿がある。山下公園や中華街、元町、馬車道といったエリアに負けない魅力のあるまちづくりに期待したい。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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