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みなとみらい線新高島駅近くでゲームアートミュージアムや、みなとみらいで3番目の高さを誇る超高層ビルの開発計画がスタート!

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2021/10/09 配信

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2023年1月着工を予定している52街区。右側が地上28階の高層ビルで、真ん中の円形の建物にゲームアートミュージアムや店舗が入る(出典:横浜市)

世界最大級のミュージックパーク、Kアリーナプロジェクトの工事が進行している横浜みなとみらい21中央地区60・61街区。その近くの52街区は長らく空き地のままだったが、事業予定者に大和ハウス工業と光優の2社が選ばれ、オフィスを中心とした複合施設がつくられることが決定した。

みなとみらい最後の一等地に
ゲームのミュージアムが誕生する

もともと52街区は歩行者が歩くためのキング軸を境界線とし、北側が横浜市の所有地、南側が国の所有地となっていた。市有地側に地上28階、地下1階、高さ約171.3mの高層ビルが、国有地側に地上2階、地下1階の低層棟が建設される計画で、2023年1月着工を予定している。

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横浜市の私有地と国有地からなる52街区。国有地の地下には横浜高速鉄道みなとみらい線が走る。道路を挟んで高島中央公園と隣接する(出典:横浜市)

高層ビルには店舗、オフィス、イノベーションプラットフォーム、商業店舗、地域冷暖房プラントなどが入る。一方の低層棟は円をモチーフにした個性的な建物が特徴で、ゲームアートミュージアムとしてオープンする。事業予定者の光優は、信長の野望シリーズで知られるコーエーテクモゲームスの親会社のため、ミュージアムの内容には大いに期待していいだろう。

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高島中央公園側から計画地を見たところ。真ん中の道路がキング軸で、右側の市有地に高層ビルが、左側の国有地に低層棟が建つ
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反対側から見たところ。歩道橋の向こう側に高島中央公園が広がり、高島中央歩道をさらに進むとパシフィコ横浜や臨港パークに辿り着く
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市有地を高島中央公園側から見たところ。向こう側にある低層の建物が、横浜アンパンマンこどもミュージアム。さらに向こう側では、Kアリーナプロジェクトの工事が進む

道路を挟んだ東側には高島中央公園があるためか、完成パースの低層棟の周囲には緑地庭園が広がっている。背が高いビルが多い横浜みなとみらい21の中では、リラックスして過ごせる貴重なスポットになるかもしれない。

横浜駅からのアクセスは
ペデストリアンデッキで楽々

かつては空き地が多かった横浜みなとみらい21だが、この数年で開発ラッシュが加速。今回の計画地に隣接する54街区では、2020年に地上18階、高さ99.5mの横浜グランゲートが竣工している。オフィスフロアにはソニーグループ各社が入るソニービルとなり、2021年には1階に飲食店が続々とオープン。

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すべてのオフィスフロアにソニーグループの会社が入居する横浜グランゲート。京急グループ本社から見て、みなとみらい大通りを挟んだ向かい側に建つ

6月にカジュアルフレンチのブラッスリー024や四川料理の福満園が出店した後、8月にフレンチ焼肉のGRANDELAが入居。2階には、イギリスのチョコレートショップであるホテルショコラが横浜に初出店したことで大きな話題となった。

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横浜グランゲート敷地の南側、キング軸と隣接するエリアには木々と共にベンチやテーブルが整備され、遊歩道だけでなく休憩所としても機能している

横浜グランゲートの特徴は、横浜駅から日産グローバル本社ギャラリーを抜けた先のペデストリアンデッキで繋がっていること。52街区の高層ビルも横浜グランゲートとペデストリアンデッキで繋がるため、横浜駅からの利便性も高まることが予想される。

隣接する54街区では
音楽を活用したまちづくりが進行中

そして、54街区の南側にある53街区では、大林組、京浜急行電鉄、日鉄興和不動産、ヤマハ、みなとみらい53EAST合同会社の共同による開発が、2024 年3月末竣工を目指して進んでいる。53街区はグランモール軸とキング軸が交差する結節点に位置するエリア。地上30 階、地下1 階、高さ約158mのWEST棟と地上16 階、地下1 階、高さ約90mのEAST棟から成り、総延べ面積約 18 万㎡を超えるプロジェクトになる。

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横浜グランゲート側からみなとみらい大通り方面を見た53街区の計画地。グランモール軸の東側にEAST棟が、西側にWEST棟が建つ

両棟ともオフィスをメインに、低層階に店舗が入る構成だが、WEST棟には京急グループの新築では初となる京急EXホテルや、ヤマハのブランド発信拠点が誕生する予定だ。

最大の魅力は、主要な出入口付近や店舗の前に、人々が自由に利用できるコモンスペース(広場状空地)が計画されていること。屋外ステージや大屋根、大階段といった設備が設けられ、音楽を中心としたイベントなどに利用されるという。

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横浜グランゲート側から53街区の計画地を、南東方面に見たところ。グランモール軸を中心に、多種多様なコモンスペース(広場状空地)が設けられる

そして、開発事業者にヤマハが名を連ねているだけあり、音楽を活用したまちづくりのノウ ハウを用いた取り組みにも注目したいところ。子供からシニアまで、さまざまな世代が参加できるコミュニティの形成が期待される。

みなとみらいで3番目に高い建物は
新しいランドマークになるか

高層ビルが建ち並んでいるイメージのある横浜みなとみらい21だが、実は200mを超える建物は約295.8mの横浜ランドマークタワーしかない。その次に高い建物は171.8mのクイーンズスクエア横浜クイーンズタワーAなので、52街区の高層ビルは横浜みなとみらい21で3番目に高い建物となる。

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53街区から52街区を見たところ。左下が横浜グランゲートで、53街区、52街区ともにペデストリアンデッキで繋がれることがわかる(出典:横浜市)

竣工は2026年6月予定と、だいぶ先の話になるが、その頃には新高島駅周辺にはかなりの賑わいが創出されているはず。振り返ってみると、SDGsが推進されるに従い開発の内容も変化し、かつては無機質な印象が強かった横浜みなとみらい21のイメージは徐々に変化している。

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住民の憩いの場になっている高島中央公園。できてから15年近く経ち、みなとみらいの風景として馴染んできた。右奥に見える建物が横浜グランゲート

そして、住居やオフィス、ホテル、商業施設、公園などが一体化したまちづくりが完成した暁には、本当の魅力を再発見することになるだろう。

健美家編集部

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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