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埼玉県入間郡に「イオンタウン毛呂山」が誕生。埼玉西部のランドマークとなるか

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2022/02/10 配信

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※引用:イオンタウン

埼玉の西部における
ランドマークになるか

イオンタウン株式会社は、2021年の11月から埼玉県の入間郡でイオンタウン毛呂山の建設工事を始めており、2022年夏の完成を目指している。

建設場所は埼玉県入間郡の毛呂山町(もろやままち)で、東武鉄道越生線(とうぶてつどうおごせせん)の武州長瀬駅(ぶしゅうながせえき)から約500mの距離となっている。

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東武越生線は西埼玉のローカル線だ。

西武新宿線の入間市駅からは車で約30分程度の位置だ。毛呂山町の人だけではなく、入間市駅の方に住んでいる人にも利用しやすい立地と言えるだろう。

イオンタウンのプレスリリースによると、予定されている店舗の数は17で、駐車場の台数は500台分となっている。

予定店舗としては、2022年の初頭時点でホームセンターのコメリが入ることが発表済だ。

なお、プレスリリースでは、スーパーマーケットとホームセンターに加えて飲食店やサービス店舗などが入るとされている。

イオンモールが周辺エリアからも幅広く集客を狙う業態であるのに対して、イオンタウンは地域密着型をコンセプトとしているという。

ちなみに、入間郡の南に位置する狭山市では、イオン武蔵狭山店の建て替えリニューアルが行われており、こちらは2023年にオープンする予定だ。

イオンはコロナ禍にあっても日本全国で新店舗をオープンさせているが、埼玉県の西部でも積極的に取り組んでいる様子が伺える。

なお、建設費の高騰に伴ってイオンは既存店舗のリニューアルに注力している状況だ。

狭山市のさらに南方にある武蔵村山では、「イオンモールむさし村山」が直近でリニューアルされている。

また、2018年~2019年の間にリニューアルされた店舗では、専門店の売上が前期比で6.7%増えているという。

その一方で、新規の出店についてはエリアを厳選する方針を打ち出しているため、狭山の店舗リニューアルと毛呂山の新規出店には、エリアの活性化に大きな期待がかかる。

徐々に進む人口減少に
歯止めをかけられるか

イオンタウンは地域密着型のショッピングセンターということで、DINKSもしくはファミリー世帯の利用者が多いと考えられる。

その一方で、毛呂山町の統計によると、少なくとも直近3年ほどでは毛呂山町の人口は減少傾向にある。

近隣に大学のキャンパスや大学の附属病院などが複数あるせいか、春先には人口が増える時期も見受けられる。

毛呂山町の近隣にあるのは、明海大学歯学部の付属病院・埼玉医科大学の国際医療センターのほか、少し距離は離れるが、東京電機大学・大東文化大学・城西大学などだ。

しかし、それ以外の時期では数十人ずつ人口が減っているような状況で、春先の人口増加も長期的な減少傾向に歯止めをかけるほどのものではない。

他に特徴的な点と言えば、西埼玉の山に近いからか、ゴルフ場が非常に多い。

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入間郡は西埼玉の山に面しており、自然豊かなエリアだ。

ゴルフ場も時代的に盛況とは言えないうえに、コロナが逆風となっていることは間違いがなく、今後ゴルフ場の働き手が大きく増えるとは考えにくい。

一方、イオンタウン毛呂山には17の店舗が入るということで、地元の雇用喚起も期待したいところだ。

また、入間郡の南方にある入間市駅周辺は比較的開けており、三井アウトレットパークがあるなど、商業施設も揃っている。

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入間市駅には大きな駅ビルもあるなど、駅周辺が開けている。

しかし、毛呂山も含む入間市の北方には、2022年初頭の時点でこれといって大きな商業施設が見当たらない。

イオンタウンの進出が、周辺からの人口呼び込みや地域経済の活性化にどこまで貢献できるか、今後の動向に要注目だ。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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