• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

埼玉県深谷市で超大型開発プロジェクト。体験型複合施設やアウトレット開業、観光タウンに大きく変わる!

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2022/06/04 配信

「花園IC拠点整備プロジェクト」の
一環として周辺に複数の施設が誕生

深谷市は、埼玉県北部に位置し、利根川を隔てて群馬県と隣接する都市。東京都心から電車で90分、車なら関越自動車道練馬IC(インターチェンジ)から35分でアクセスできる。

2006年に深谷市、岡部町、花園町が統合される形で現在の深谷市が生まれていて、直近の人口は約14.2万人。2000年(約16.6万人)をピークに微減傾向が続いている。

深谷市といえば「深谷ねぎ」をはじめとする野菜の産地。畜産物の生産も盛んで、関東の台所としての役割を担っている。ユリやチューリップの切り花生産は全国トップクラスの生産量を誇る。画像は深谷駅。
深谷市といえば「深谷ねぎ」をはじめとする野菜の産地。畜産物の生産も盛んで、関東の台所としての役割を担っている。ユリやチューリップの切り花生産は全国トップクラスの生産量を誇る。画像は深谷駅。

そんな同市では、関越自動車道の花園ICの近接地に新たな観光拠点を開発し、市外・県外から人を呼び込み、農業と観光の振興に寄与することを目的とした「花園IC拠点整備プロジェクト」を推進している。本事業を通じた税などの増収による自主財源の確保や雇用の創出といった地域産業の活性化を狙ってのことだ。

事業予定地は花園ICから国道140号線バイパスで約1.5㎞の場所。南側には秩父鉄道本線が通っていて、2018年10月には事業の完成を見越して新駅の「ふかや花園駅」が開業している。

FireShot Capture 087 - 花園IC拠点整備プロジェクトについて/深谷市ホームページ - www.city.fukaya.saitama.jp

事業予定地は花園ICからほど近い場所。広域からの集客手段としてアウトレットモールを誘致する「民間ゾーン」と、県北・秩父地域の市町村や地域固有の資源などの交流と連携の促進を図り農業・観光の新興に資する取り組みを展開する「公共ゾーン」の2つのエリアで事業を展開する。 出所:深谷市ホームページ
事業予定地は花園ICからほど近い場所。広域からの集客手段としてアウトレットモールを誘致する「民間ゾーン」と、県北・秩父地域の市町村や地域固有の資源などの交流と連携の促進を図り農業・観光の新興に資する取り組みを展開する「公共ゾーン」の2つのエリアで事業を展開する。
出所:深谷市ホームページ

事業予定地は「民間ゾーン」と「公共ゾーン」の2つに分けて開発。公募の結果、前者には三菱地所・サイモン株式会社のアウトレットモール「ふかや花園プレミアム・アウトレット」が今秋開業予定で、後者ではキューピー株式会社による「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」が今年5月29日に開業した。

「ふかや花園プレミアム・アウトレット」は三菱地所・サイモンによる国内10か所目となるアウトレットモールとなる。従来の施設が海外の街並みを再現しているのに対し、同施設は地域との共生をコンセプトに、深谷市にゆかりのあるレンガや、埼玉県北西部の緑豊かな自然をイメージさせるデザインを採用しているのが特徴だという。約120店舗のテナント出店を予定していて、敷地面積は17万㎡を優に超える規模。新たな観光名所になりそうだ。

main

アウトレットモールのイメージ。三菱地所・サイモンにとって約9年ぶりの新規施設となる。アクセスは花園ICより車で3分、ふかや花園駅からは徒歩3分。 出所:プレスリリース
アウトレットモールのイメージ。三菱地所・サイモンにとって約9年ぶりの新規施設となる。アクセスは花園ICより車で3分、ふかや花園駅からは徒歩3分。
出所:プレスリリース

一方、「公共ゾーン」で開業した「深谷テラス ヤサイな仲間たちファーム」は、野菜の魅力を体験できる複合施設。農業・収穫を体験できる農園作業、野菜に関して学べる野菜教室(当面は開催見合わせ)といったコンテンツを用意し、マルシェやレストランも併設する。

施設内には田んぼや畑が広がり、建物内にはマルシェ、レストランを配置。レストランではマルシェで販売している野菜を使ったメニューなど、旬の食材を使用した食事を楽しめる。画像は建設中の様子。 出所:プレスリリース
施設内には田んぼや畑が広がり、建物内にはマルシェ、レストランを配置。レストランではマルシェで販売している野菜を使ったメニューなど、旬の食材を使用した食事を楽しめる。画像は建設中の様子。
出所:プレスリリース

高速道路のICから近く、鉄道駅も新たに開業。アクセスは申し分なく、それぞれの施設には多くの来場者が見込め、巨大な施設でもあるので、行政が目的とする雇用の創出にも一役買うだろう。

こういった自治体と民間が協業する施設開発は、人口減時代を迎えた日本にとって、まちづくりの新たなヒントになるに違いない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

健美家編集部(協力:大正谷成晴(おしょうだにしげはる))

■ 主な経歴

フリーランスの編集・ライター。
不動産投資、株式投資、投資信託、FXなどマネー関連、ビジネス全般、働き方、副業、クレジットカード、医療・介護など、幅広いジャンルで取材・執筆を行っている。

■ 主な著書

  • 『決定版 1万円からはじめるFX超入門』(かんき出版)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ