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NTT都市開発が横浜・関内で再開発を推進。相次ぐ再開発は関内ブランドの確立に寄与するか

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2022/12/10 配信

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再開発建物の完成イメージ図。近年よく見られる凝った意匠ではなく、シンプルなデザインの建物が建つようだ。

※引用:NTT都市開発株式会社

2029年に
建物竣工の予定

NTTグループの中で不動産事業を担当するNTT都市開発とNTT東日本の神奈川事業部は、神奈川県横浜市の関内にあるNTT横浜ビルについて、建て替え再開発を行うと発表した。

計画地はJR京浜東北線の関内駅から徒歩約8分の位置にあり、横浜中華街の玄武門からすぐのところだ。

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再開発建物は2路線・3駅を利用できる交通利便性の高い立地となる。

※引用:NTT都市開発株式会社

プロ野球チームの横浜ベイスターズが本拠地にしている横浜スタジアム・スタジアム周辺にある横浜公園・横浜中華街に囲まれるような立地であり、計画地の真横には中華街の門が建っている。

また、関内駅の隣駅である石川町駅および日本大通り駅も近い。日本大通り駅はみなとみらい線の駅で、東急東横線に接続している。

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計画地周辺を空撮した写真。海に向かって突き出しているのが大さん橋。右上の方に写っている緑地のようなものが山下公園だ。

桜木町・横浜といった横浜市内の主要駅や東京の渋谷など都心へのアクセスが良い立地と言えるだろう。

NTT都市開発のプレスリリースによると、再開発建物にはオフィス・商業施設に加えて「(仮称)スマート教育センター」というものが入るという。

スマート教育センターとは、「子どもの新たな学びを創造する教育デザインラボラトー」を基本理念としており、調査・研究・開発に加えて人材育成や発表・発信などの機能を持った施設とされている。

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建物の中には教育機関や学習塾などが授業・講義の配信を行うための施設や、会議室などのようなものが設けられるようだ。

※引用:NTT都市開発株式会社

NTT都市開発のプレスリリースからは抽象的な情報しか読み取れないが、イメージ図を見ると、大学生が研究やディスカッションなどを行う施設も入ることがわかる。

まだ期待の域を出ない話ではあるが、学生が集まるような施設になるのであれば、周辺エリアで学生の賃貸需要が喚起されることもあるのではないだろうか。

そのほか、授業配信用のスタジオが設けられるのであれば、受験の予備校や学校などが近くに移転してくる可能性もある。

今後の予定としては、2025年から現在建っている建物の解体が始まり、2029年に再開発建物が竣工する。なお、建物の規模は地上9階・地下1階建て(予定)。

周辺エリアは
近年再開発が盛ん

中華街・横浜スタジアム・山下公園などが近いだけに、再開発の計画地周辺には観光地的な印象も強い。

しかし、つぶさに周辺を見渡すと、街の中には多数のオフィスビルやマンションも混じっていることがわかる。

関内駅や石川町駅の周辺は単なる観光地ではなく、商業エリア・オフィス街の側面も持っていると言えるだろう。

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関内や石川町などは、もともと横浜港周辺のビジネス街として栄えてきたエリアでもある。

横浜の都心と言えば横浜駅や桜木町駅の周辺を思い浮かべる人も多いかもしれないが、石川町駅の周辺までは十分に都心と呼べるエリアだ。

関内駅の周辺では近年再開発が盛んだ。例えばNTT都市開発は、NTT横浜ビルの北でも大型ホテルの開発を進めている。

開発中の建物には、国際的なホテルブランドのアスコット社が運営する「シタディーン」というブランドのホテルが入る予定。

NTT都市開発が進めるもの以外にも、三菱地所が横浜市の旧市庁舎に関する再開発を進めており、こちらは高さ100mを超える高層ビルが3棟建つ見込みだ。

今後関内がみなとみらい・桜木町に次ぐブランドを作り上げていく可能性は大いにあるだろう。

関内周辺がインカムゲインとともにキャピタルゲインを狙えるようなエリアになるかどうか、注目していきたい。

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取材・文:秦創平(はたそうへい)

https://writing-portfolio.com/

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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