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川崎市が武蔵小杉近辺の等々力緑地再編整備を計画中。周辺エリアの魅力向上に期待

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2022/12/16 配信

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等々力緑地から武蔵小杉方面を映した写真。武蔵小杉の高層マンションが目を引く。

Jリーグ川崎フロンターレの
ホームスタジアム

神奈川県の川崎市は、中原区にある等々力緑地についてより一層の公園機能充実を図るため、「等々力緑地再編整備実施計画改定骨子」を策定している。

等々力緑地は川崎市の多摩川沿岸にある大型公園だ。JR南武線の武蔵小杉・武蔵中原に加えて東急東横線の新丸子駅などが最寄りの駅となっている。

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空撮写真で見ると等々力緑地の広さがよくわかる。川崎市のホームページによると、等々力緑地の広さは約43万6,000㎡だ。東京ドーム約9個分の広さとなっている。

※引用:川崎市

一般的な子ども用の遊び場に加えて、サッカースタジアムとしても利用されている陸上競技場・サッカー場・野球用のグラウンド・バスケットボールなどに利用できるアリーナなどが入っており、スポーツ用の施設が非常に充実している点が特徴的だ。

なお、バスケットボールができるアリーナはBリーグの川崎ブレイブサンダースが本拠地としているほか、サッカースタジアムはJリーグの川崎フロンターレが本拠地としている。

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陸上競技場は多くの観客を収容できる作りになっている。

川崎フロンターレは2022年のカタールワールドカップで日本代表として活躍した三笘(みとま)選手や田中選手などを輩出したチームだ。

川崎フロンターレはJリーグの中でも非常に人気が高いチームであり、等々力緑地の陸上競技場が利用されるホームゲームではチケットがほとんど取れないという。

経営難に悩まされるクラブも多いJリーグにあって、川崎フロンターレは経営が成功している部類に入るだろう。

川崎市が策定した再編整備実施計画では、陸上競技場の陸上トラックを廃止、球技専用のスタジアムとしてスタンドを改修する方針となっている。

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同じ緑地内にある等々力補助競技場を拡充し、そちらを陸上競技場として利用する方針だ。

※引用:川崎市

これはスタンドの一部を広くして、従来より多くの観客を収容できるようにするものだ。

川崎フロンターレの試合でチケットが取れない状況に対応するための方針と思われる。

なお、バスケットボールの試合に利用されているアリーナについても、今後民間からのアイディア募集も含めて再整備案を検討する予定だ。

多摩川河川敷との接続や
新たな施設の設置も検討

川崎市の資料によると、プロスポーツが実施されている施設のほかにも、プールやドッグランといった施設の設置が今後検討されるという。

また、多摩川の河川敷には野球場や広場などが整備されているものの、河川敷と等々力緑地との間には多摩沿線道路が通っており、現状では河川敷と等々力緑地とを行き来できないようになっている。

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多摩川河川敷の野球グラウンド。河川敷には他にもサッカーコートやゴルフ場などが整備されている。

施設に連続性を持たせるべく、歩行者動線の確保に向けて等々力緑地と河川敷とをつなぐ橋を整備することが決定済だ。

さらには公園内の商業施設新設も検討事項とされている。等々力緑地は非常に広い施設だが、飲食店や売店が不足しており、利用者の快適性に欠けるというのが川崎市の認識だ。

売店や飲食店のほかに、コワーキングスペースや教育研究施設などの新設が今後検討のテーブルに乗る予定となっている。

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等々力緑地の将来的なイメージ図。1番北側にある「オープンスペース」とされているエリアなどは、再編整備事業によって緑地に編入されることとなる。

※引用:川崎市

なお、上図で緑地と多摩川沿いの道路に挟まれているエリアを緑地に編入するべく、将来的な事業化が検討されるという(事業化時期は未定)。

等々力緑地は今後さらに大きくなる可能性がありそうだ。

不動産投資の観点で見れば、武蔵小杉などはタワーマンションが乱立しているため、どれほどの賃貸ニーズがあるか見極めの難しいエリアだ。

しかし、Jリーグで人気があるチームのお膝元とあれば、今後人が集まってくる可能性もある。

周辺の武蔵中原や新丸子などに目を向ければ投資のチャンスも見えるのではないだろうか。

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取材・文:秦創平(はたそうへい)

https://writing-portfolio.com/

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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