
約24haの土地で土地区画整理事業が進行中
2024年夏ごろには新たな商業施設もオープン!
横浜市泉区の南西部、横浜市営地下鉄ブルーライン「下飯田駅」と相鉄いずみ野線「ゆめが丘駅」の2駅を有する「泉ゆめが丘地区」において、大規模な土地区画整理事業「泉ゆめが丘地区土地区画整理事業」が進行している。
かつて「ゆめが丘駅」周辺は畑が広がるのどかなエリアだったが、この土地区画整理事業のおかげでその風景も徐々に変わり始めているようだ。
同事業は「横浜市都市計画マスタープラン・泉区プラン」に基づいて行われているもので、計画地は上記2駅と都市計画道路環状4号線を含む、東西に約550m、南北に約900m、施行地区面積約24haの土地。
整備はエリアA〜Dの4つの区画に分けて進められており、道路や公園の整備などに加えて駅前広場や宅地、商業施設などが整備される予定だ。

2022年12月1日、この計画の一環として進められている「ゆめが丘大規模集客施設」が着工したと、事業者である相鉄グループの相鉄アーバンクリエイツと相鉄ビルマネジメントが発表した。

新たに誕生する「ゆめが丘大規模集客施設」の規模は、街区面積約43,000u、延床面積約96,800u、店舗面積約42,700u。施工は福田組・第一建設工業特定建設工事共同企業体が担当する。
建物は地上3階建の大規模集客施設と地上1階建+屋上駐車場の施設、立体駐車場棟で構成されており、テナントとして約140店舗が入店する予定だという。
同施設のオープンは2024年夏頃の予定となっており、施設の名称や開業日、入居テナントなどの詳細情報は、随時広報されるという。


両社が発表したリリースによると、相鉄グループは今後「泉ゆめが丘地区土地区画整理事業」のエリア内において、分譲・賃貸マンションの建設、ゆめが丘駅のリニューアル、駅周辺の高架下空間の開発なども予定しているとのこと。
相鉄グループは、これまでも横浜駅直結の「相鉄ジョイナス」や二俣川駅直結の「ジョイナステラス二俣川」など、さまざまな集客施設の開発に携わっており、今後も認知度・好意度を高めて「選ばれる沿線」を実現するとともに、住みやすい街づくりを推し進めていくとしている。
ちなみに「ゆめが丘駅」の賃貸相場は、ワンルームで7.4万円、1DKで8.7万円、2LDKで11.5万円(SUUMO調べ)。
また、2022年[令和4年] 公示地価、基準地価は平均18万4,333円/u、変動率+1.62%、坪単価60万9,366円/坪となっている(土地代データ調べ)。
2023年の土地区画整理事業完了、2024年の大型商業施設オープンを迎え、街の魅力もどんどん増していくことが予想される。同エリアの家賃相場・公示地価がどう動いていくのか、今後が気になるところだ。
工事の新着状況などは逐次「泉ゆめが丘土地区画整理組合」のホームページにアップされているので、チェックしてみて欲しい。
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健美家編集部(協力:
(さいとうかずみ))