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千葉県新松戸駅前で土地区画整理事業が進行中。三菱地所レジデンス・ミサワホーム・東京建物が事業協力者に選出

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2023/01/30 配信

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整備事業後の駅前広場イメージ図。緑豊かでありながらも都会的な印象を与える広場になることがわかる。

※引用:三菱地所レジデンス

対象範囲は
約2.6ヘクタール

千葉県西部で埼玉県との県境にある松戸市は、JR新松戸駅周辺で土地区画整理事業を進めている。

新松戸駅は武蔵野線と常磐線が通っている駅だ。常磐線は上野から取手までをつなぐ路線だが、途中駅の北千住から東京メトロ千代田線に接続している。

このため、新松戸からは大手町や赤坂といった都心のオフィス街へもダイレクトアクセスが可能だ。

武蔵野線は西東京・埼玉・千葉をつなぐ路線なので、新松戸からは三郷・越谷・南浦和など埼玉へ行くこともできる。

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JR武蔵野線は西東京の府中本町・西国分寺から南浦和・越谷などを経て新松戸や西船橋などの千葉までを結ぶ路線だ。

そのほか、新松戸駅から徒歩2分の場所には流鉄流山線(りゅうてつながれやません)というローカル路線の幸谷駅(こうやえき)という駅があり、こちらを利用すれば流山まで行ける。

大手町などのオフィス街へ行ける上に越谷レイクタウンにも行けるという点で、新松戸は交通利便性と生活利便性が高い街だ。

松戸市のウェブサイトによると、土地区画整理事業の対象となっているのは、新松戸駅の北東に隣接する約2.6ヘクタールのエリアだ。

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駅からすぐの場所にある広大なエリアが土地区画整理事業の対象だ。

※引用:松戸市

新松戸駅東口の
イメージアップを期待

2023年時点で対象エリア内にあるのは現在戸建住宅・アパート・畑など。比較的東京に近いエリアでありながら、全く都心らしさを感じさせない光景が広がっている。

土地利用の大枠は既に決まっており、駅前広場などが整備される予定だ。

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「立体換地建築物」とは聞きなれない名称だが、要するに地権者が入る建物になるようだ。

※引用:松戸市

2022年12月には既に事業協力者が決定しており、三菱地所レジデンス・ミサワホーム・東京建物の3社が松戸市と協定を締結した。

3社は上の図でいうところの立体換地建築物に関する住宅・商業施設部分のフロアを取得・開発する。

新松戸駅の西口側にはバスターミナル・タクシー乗り場が整備されており、銀行・飲食店・コンビニなどが軒を連ねる一方で、東口側には目立った店舗などが見当たらない。

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西口側の目抜き通りであるけやき通りの様子。郊外都市らしい光景と言えるだろう。

また、東口の駅前には狭い道路も多く防災性に関する課題があるうえに公共施設もない。これらの課題を解決するのが土地区画整理事業の狙いだ。

三菱地所レジデンスのプレスリリースによると、立体換地建築物の詳細はまだ正式決定されていないものの、想定されている概要は敷地面積7,124㎡・地上14階建てで住宅・商業施設・公共施設が入るとのこと。

また、駅前広場に隣接するエントランス前にはイベント広場が設けられる。

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イベント広場のイメージ図。施設内の店舗によるイベントなどが開催されるものになるのだろう。また、このイメージ図から「立体換地建築物」の2階までが店舗・公共施設であり、3階から上が住宅になると予測される。

※引用:三菱地所レジデンス

建物が持つ床面積の多くは住宅に割かれるようだが、畑などがあった場所にきれいな建物ができるとなれば、新松戸駅東口の印象は大きく変わるだろう。

新松戸は松戸から常磐線で北に進んで3駅目の駅であり、松戸市の中心部である松戸駅周辺からは少し離れた場所にある。

また、駅から少し離れたところにドラッグストアのマツモトキヨシが本社を構えているという意外性も持ったエリアだ。

土地区画整理事業の予定事業期間は2029年3月までであり、事業完了までにはまだ少し時間があるが、今後のイメージアップを見越して新松戸で物件を探してみるのも良いのではないだろうか。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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