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群馬県で最も人口の多い高崎市・高崎駅の東口で再開発事業が進行中。

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2023/02/05 配信

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JR高崎駅東口の様子。駅直結の商業施設も整備されており、その規模は大きい。

駅徒歩4分で
約1.6haのエリア

群馬県の高崎市で再開発が進んでいる。対象となっているのはJR高崎駅の東口から徒歩4分の場所にある、約1.6ヘクタールのエリアだ。

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対象エリアは、駅前の目抜き通りである東毛広域幹線道路(とうもうこういきかんせんどうろ)を高崎駅東口から歩いてすぐのところにある。

※引用:高崎市

対象エリアには、今はビックカメラ高崎東口店・市営体育館・年金事務所などが建っている。

再開発建物の内容は
複合施設と駐車場

高崎市のウェブサイトを見ると、集客施設や商業施設もある中で、ホテルが特に不足していると分析されており、「駅周辺の状況や今後の調査・分析をもとに、質の高いホテル誘致を図る」とあるが、高崎市は昨年12月にホテルの誘致を断念した。

ホテル誘致断念の理由は、コロナウイルス感染症の流行によってホテルの集客が難しくなり、収益性が下がったと考えられるため。

なお、再開発計画はコロナによって1度停止されたものの、2022年12月に計画の再始動が発表された。

計画の再始動・ホテル誘致の断念に合わせて再開発建物の内訳も変更されており、住宅部分の増床・オフィス部分の縮小・公民館の移転が盛り込まれている。

現在予定されている再開発建物の用途は、商業・オフィス・公益施設・住宅・駐車場が入る2棟のビルで、延床面積は2棟合計約7万5,000㎡。

2棟の内訳は、1棟のビルが駐車場で地上7階建て、もう1棟のビルが複合施設で地下1階・地上27階建てとなる。

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こちらの完成イメージ図は、2022年末に再開発計画が再始動してから発表された。隣接する高崎芸術劇場に合わせて、低層階はガラス張りのモダンな意匠になるようだ。

※引用:高崎市

群馬県の広報紙に掲載されている完成イメージ図を見ると、1階~7階までが複合施設で、8階~27階が高層マンションとなるようだ。マンションの予定戸数は290戸。

低層階には商業施設・オフィス・子育て施設・公民館が入ると記載されている。また、公民館に併設する形で子ども用の図書館や室内遊技場、会議室などが整備される。

広報紙には、子育て施設に含まれる託児所には「理由を問わず子どもを預けられる」とあり、子育て世帯にとっては利便性の高い施設となるだろう。

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高崎駅東口駅前の様子。高崎市には群馬県全体の約2割となる約36万9,000人(2023年1月時点)の人口が住んでおり、子育て支援施設などの需要は高いと思われる。

なお、赤い囲みで書かれている「高崎芸術劇場」は再開発予定地の東に建っている既存建物だ。こちらは再開発建物に含まれるわけではない。

公民館は、現在高崎駅の北に建っている中央公民館を移設するとされており、既存の中央公民館は今後解体される予定。

現在の中央公民館は駅から徒歩20分強の場所に建っており、アクセスが良い施設ではない。また、建物の老朽化が進んでいるため建替えの意図もある。

駅からすぐの場所に移設されることで、市民は公民館を利用しやすくなるだろう。

再開発を担うデベロッパーとしては既に野村不動産が選出されており、こちらは計画の一時停止があっても変更されていない。

今後のスケジュールとしては、2023年度に基本計画の策定、2024年度以降に基本設計、その後解体工事と建設工事に取り掛かる予定とされている。なお、建設工事には3年程度の期間が見込まれているという。

高崎市は高崎駅周辺の整備方針として「集客都市」や「産業と芸術文化の充実」を掲げており、整備計画の策定はコロナ禍の2020年にも進められていた。

再開発計画は1度停止されたものの、高崎市はこの再開発を重要視しているということだろう。再開発の続報に期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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