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平塚・厚木の隣町、神奈川県の県央エリア伊勢原駅前で再開発進行中。

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2023/03/29 配信

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東名高速伊勢原ジャンクション付近の様子。伊勢原ジャンクションと伊勢原大山インターチェンジは2020年につながっており、今後は2027年度に新東名高速道路が開通する予定。

2026年度以降に工事の予定

神奈川県の小田急伊勢原駅北口で再開発計画が進んでいる。

伊勢原市は平塚市と厚木市に挟まれた位置にあり、神奈川県のほぼ中央に位置している。

都心からのアクセスは、新宿駅から小田急小田原線で57分だ。少し遠いが新宿は通勤圏内と言えるだろう。下北沢で乗り換えれば渋谷へもアクセスできる。

東京の郊外都市でありながら、市の北西にある大山など自然に恵まれており、ゴルフコースや西の鶴巻には温泉などがある。

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駅から約3キロ北の位置にある伊勢原市総合運動公園。緑に囲まれた立地で野球場や体育館などがある。

東京都心から見るとベッドタウンになるが、伊勢原市はベッドタウンの中でも環境が良いと言えるだろう。

新宿などの都心から少し距離があるとはいえ、伊勢原市は乗り換えなしで東京都心に出られる交通利便性は高いと考えており、住環境の良さも活かして新たな定住環境を作り出したいと考えている。

そのほか、伊勢原市は2027年度の全面開通を目指す新東名高速道路との相乗効果を期待する意図から、市の中心である駅前の再開発に乗り出した。

再開発の対象となっているのは、伊勢原駅北口前にあたる約1.5ヘクタールのエリア。

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再開発の対象は駅北口の眼前であり、最も人が集まりやすいエリアだ。

※引用:伊勢原市

対象エリアの現状としては、昔ながらの小さな商店街や駐車場などがあるのみで、市民の生活利便性に貢献するような商業施設などは特に見当たらない。

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駅北口周辺の様子。目立った商業施設や公共施設などは見当たらない。

※引用:伊勢原市

現状では広めの交通広場を挟む形で2つの街区に分けて、高層棟と低層棟とに分けて開発する計画となっている。

2023年時点では、駅の南口にはバスターミナルがあって少し開けている一方で、北口のバス乗場は少し規模が小さい上に、駅の出入り口からは少し離れている。

再開発が完了すれば、駅の南北間で交通インフラの格差はなくなると考えて良いだろう。

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A1・A2の両街区よりも交通広場が広い配置となっている。

※引用:伊勢原市

西側のA1街区が低層棟の予定であり、建物規模は現在の計画において3階建てとなっている。

駅の北口を大山など観光地への入口ととらえ、A1街区には観光交流拠点の機能を担う交流・賑わい機能を持たせる計画だ。

A1街区とA2街区は交通広場を跨ぐ歩行者デッキでつながれ、駅と両街区を自由に行き来できるようにする。

A2街区にはタワーマンションと生活利便施設が入り、足元には緑地が整備される見通し。

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A1・A2両街区の屋上緑化などが印象的な完成イメージだ。A2街区が計画通り高層棟として建設されれば、A2街区の建物は周辺で最も高さのある建物になるだろう。

※引用:伊勢原市

再開発の進捗としては、今年の2月に東京建物と小田急が事業協力者として選出された。

今後は2024年度に再開発組合の設立認可、2026年度以降に既存建物の解体工事や再開発建物の建設工事などが始まる予定となっている。

交通インフラの面から見たポテンシャルは大きい

前述の通り、伊勢原駅の北にある伊勢原ジャンクションは新東名高速道路のルートに入っている。

また、伊勢原駅は小田急ロマンスカーの停車駅だが、停車するのはロマンスカーの一部のみだ。

しかし、現在ではロマンスカーの常時停車に向けた働きかけが行われており、実現すれば伊勢原駅から新宿など東京都心へのアクセスが大幅に改善される。

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ロマンスカーは新宿・小田原間を所要時間70分前後でつないでおり、首都圏では通勤に利用する人も多い。

伊勢原駅周辺の交通インフラは、今後便利になっていく見込みが高い。

伊勢原は周辺の厚木・海老名・平塚などと比較すれば地味な印象もあるが、今後の展開が面白いエリアであると言えるだろう。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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