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船橋・松戸・柏の隣町、新鎌ヶ谷は駅前開発で西千葉の穴場となるか

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2023/04/18 配信

開発建物のイメージ図
開発建物のイメージ図。イメージ図からは商業施設とマンションが建つように見える。

※引用:千葉県

知名度はそこそこだが駅前開発が進行中のエリア

千葉県は鎌ヶ谷市の新鎌ヶ谷駅前に保有する土地で都市開発の計画を進めている。

開発の対象となっているのは新鎌ヶ谷駅の目前に広がる7,083㎡の土地。

開発対象地の位置図
開発対象地は駅と接しており、駅直結の建物などを建てられそうだ。

※引用:千葉県

新鎌ヶ谷駅前開発対象地の様子
2023年4月時点における開発対象地の様子。建物は建っておらず空き地になっている。

鎌ヶ谷市は千葉県の北西部に位置しており、南は船橋市・北は柏市・西は松戸市と接している。

不動産投資の世界で名前が挙がることはあまりないが、千葉県の中でも東京都からかなり近い場所に位置しているエリアだ。

鎌ヶ谷市の位置図
鎌ヶ谷市は千葉県の中でも東京都に近く、都心から25㎞圏内に位置している。

※引用:鎌ヶ谷市

鎌ヶ谷市のホームページによると、鎌ヶ谷市内は周辺の市と比較して標高が高い位置に該当しており、地盤が比較的強い。

千葉県が作成した「ゆれやすさマップ」では、新鎌ヶ谷駅周辺は台地(地盤が固く揺れにくい)に入っており、例えば市川駅や西船橋駅など、南部のエリアと比較すると安全性が高いと評価されている。

そのほか、新鎌ヶ谷駅から車で約10分の位置には、プロ野球チームである北海道日本ハムファイターズが2軍用球場として使用している「ファイターズ鎌ヶ谷スタジアム」がある。

新鎌ヶ谷駅には京成成田空港線・新京成線・北総線・東部アーバンパークラインの4路線が通っており、電車による東西南北へのアクセスが容易だ。

新鎌ヶ谷駅
新京成線の新鎌ヶ谷駅。平日の日中でも乗降客は割と多い。

新鎌ヶ谷から日暮里までは40分~50分の距離にあり、東京都心も通勤圏内と言えるだろう。

人口統計に目を向けると、直近10年間で鎌ヶ谷市の人口推移はほぼ横ばいだ。一方で世帯数は順調に増加を続けている。

鎌ヶ谷市の世帯数推移
鎌ヶ谷市の人口は11万人前後で横ばいだが、世帯数は直近の10年間で順調に増加している。統計からは、鎌ヶ谷市では少人数世帯が増えていると予測される。

※参照:鎌ヶ谷市

なお、新鎌ヶ谷駅の周辺は商業施設が充実している。東武線の改札口を出ると、まず目に入ってくるのは「アクロスモール新鎌ヶ谷」というショッピングモールだ。

アクロスモール新鎌ヶ谷
アクロスモール新鎌ヶ谷の外観。駅を出てすぐ目に入ってくるので、インパクトは大きい。

アクロスモール新鎌ヶ谷は大和ハウスグループのショッピングモールで、2023年4月時点で67店舗が入っている。外観からもわかる通り、店舗の内訳は小売店舗からスポーツジムまで様々だ。

さらに、アクロスモール新鎌ヶ谷の南側にはイオン鎌ヶ谷店が建っている。

イオン新鎌ヶ谷店
イオン新鎌ヶ谷店の外観。1,120台分と広大な駐車場を備えており、広範囲からの集客にも対応できる店舗だ。

イオンそのものの売場が大半を占めているため、イオン鎌ヶ谷店内の店舗数はあまり多くない。しかし、大きな商業施設が2つある新鎌ヶ谷駅前の生活利便性はかなり高いと言えるだろう。

開発建物の開業予定は2026年度

千葉県のホームページによると、開発事業の予定者は今年の3月、京成電鉄・東武鉄道・大和ハウス工業・東方地所で構成される共同事業体に決まっている。

開発建物の概要は、商業棟・住宅棟・広場に分かれており、商業施設は延床面積が約9,900㎡・地上6階地下1階建て。また、住宅棟は地上14階建てとなる。

開発建物の配置図
商業棟はアクロスモール・イオンと向かい合う形で建てられる。

※引用:千葉県

商業棟が完成すれば、アクロスモールやイオンに負けないくらい目立つ建物となりそうだ。なお、開発建物の開業予定は2026年度となっている。

近年では松戸や船橋などでも再開発の動きが広がっており、西千葉エリアの都市開発は盛んだ。

周辺都市と比較すれば地味なエリアであるものの、新鎌ヶ谷駅周辺も十分なポテンシャルを持っていると言えるだろう。

競争が激しいエリアを避けるのであれば、新鎌ヶ谷で物件を探してみるのも良いのではないだろうか。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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