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群馬県前橋市の北で東京ドーム2.8個分の大型ショッピングモール「ジョイホンパーク吉岡」オープン

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2023/05/13 配信

ジョイホンパーク吉岡
プレスリリースで公開されている「ジョイホンパーク吉岡」の写真。駐車場の広さが印象的だ。

※引用:ジョイフル本田

大規模な郊外型ショッピングモール

茨城県土浦市に本社を置き、関東圏で合計24店舗を展開するジョイフル本田は、群馬県前橋市の北にあたる北群馬郡吉岡町で、「ジョイホンパーク吉岡」を4月26日にオープンした。

出店場所はJR上越線の群馬総社駅(ぐんまそうじゃえき)から近いが、前橋駅からでも車で20分の距離にある。

ジョイホンパーク吉岡位置図
ジョイホンパーク吉岡は国道15号線沿いに立地している。地図には入っていないが、南側にはドン・キホーテ、家電量販店のケーズデンキ、ホームセンターのカインズなどのロードサイド店舗がある。

※引用:ジョイフル本田

敷地面積は131,852㎡(東京ドーム2.8個分)と広大であり、敷設されている駐車場が2,099台分と非常に多いことから、前橋駅周辺を含む広域からの集客を意識していると考えられる。

ジョイフル本田のプレスリリースには「超大型店舗の新規開店は12年ぶり」という旨の記載もあり、地域全体を見渡してもこれほど大規模な商業施設がオープンすることはあまり多くない。

敷地内に展開される店舗数は、ジョイフル本田が出店するジョイホン本田店とその他のテナント43店舗を合わせて合計44店舗だ。

ジョイホンパーク吉岡店内
プレスリリースで公開されているジョイホンパーク吉岡の店内写真(抜粋)。

※引用:ジョイフル本田

プレスリリースではテナントについても発表されており、アパレルのジーユー(ユニクロのグループ企業)・家電量販店のヤマダデンキ・飲食店の築地銀だこなど、多彩なテナントが入っている。

ジョイホンパーク吉岡店舗一覧
飲食店は特に、ケンタッキーやバーガーキングなど、ファミリーでも入りやすいファーストフードが多い。

※引用:ジョイフル本田

地方都市の街中でもよく見かけるチェーン店が多く、エリア初出店などの目新しさよりは、ファミリー層などに向けたなじみ深さを意識しているようだ。

Googleの口コミを見ると「ゴールデンウィーク初日には開店後1時間程度で駐車場が満車になっていた」というものもあり、連休効果もあって盛況となっている様子が伺える。

新たな大型商業施設のオープンには、地元住民からも高い関心が寄せられていると言えるだろう。

なお、ジョイフル本田は、群馬県と埼玉県との県境に当たる太田市新田市野井町(おおたし にったいちのいちょう)にも、新田店を展開している。

ジョイフル本田新田店
ジョイフル本田新田店。ジョイフル本田のホームページによると、こちらも東京ドーム4個分の広さを持つ超大型店だ。

※引用:ジョイフル本田

Googleでは新田店と新店舗を比較している口コミや「新田店によく行っている」という口コミも散見されるため、群馬県民にとってジョイフル本田は日常生活に浸透している店舗であるようだ。

新田店は前橋駅から車で40分~50分の距離にあり、群馬の都心からは少し遠い。

遠いと言えども口コミで比較対象として名前が挙がることを考えれば、ジョイフル本田の集客力は強いと言えるだろう。

今後は地域振興に関する事業の展開を期待

2023年時点のジョイフル本田は、まだ関東圏のローカルチェーン店だ。全国展開しているイオンなどと比較すれば、新規出店が与えるインパクトはそこまで大きくない。

例えばイオンがジョイホンパーク吉岡と同等規模の店舗を新規出店するならば、ただ出店するだけではなく、何かしら地域共創につながる取り組みをすることもあるだろう。

イオンレイクタウン
例えば越谷にあるレイクタウンの周辺では、2022年から官民連携の地域共創事業が始まっている。

※引用:イオンモール

ジョイホンパーク吉岡のオープンを伝えるプレスリリースには環境配慮に関する取り組みこそ記載されているものの、それ以外の取り組みについては特に記載がない。

一方で、今後も新規出店を計画するほか、既存店舗との連携によって地域での存在感を高めていきたい旨が書かれている。

地域活性化に貢献するとともに、将来的にはより一層の地域振興につながる事業が展開されることも期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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