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人口増加数全国トップレベルの千葉県流山市。南流山駅周辺を対象として「まちなみづくり指針」策定。

都市計画・再開発(地域情報)/横浜・川崎・千葉・埼玉/首都圏 ニュース

2024/06/15 配信

南流山駅の様子
南流山駅の様子。南流山駅はつくばエクスプレスとJR武蔵野線の乗換駅だ。

人口と駅利用者が増えている南流山

千葉県の流山市は、つくばエクスプレスとJR武蔵野線の乗換駅となっている南流山駅の周辺エリアについて、都市開発を進めるべく「まちなみづくり指針」を策定した。

少子高齢化が進む日本にありながら、流山市は近年人口増加が著しい都市として知名度を得ている。

2022年中における流山市の人口増加数は3,889人で、千葉県内・日本全国でトップだ。流山市のホームページによると、人口増加数は7年連続の1位だという。

そんな流山市では、これまでまちづくりの中心は流山おおたかの森駅周辺のエリアが中心的だったが、ここにきて南流山駅の周辺にもスポットが当たった形となる。

南流山駅の交通アクセスを確認すると、秋葉原までは快速で21分、各駅停車を利用しても25分で行ける。東京都心まで30分かからないという点で、交通アクセスは非常に良い。

そのほか、JR武蔵野線を利用すれば西船橋までの所要時間は20分弱となっている。

交通利便性の高さは駅の利用者推移にも表れており、南流山駅のつくばエクスプレス利用者数は沿線全駅の中で4番目に多い。

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2000年代に開業したつくばエクスプレスだけでなく、JR武蔵野線の利用者数も増えているのが特徴的だ。なお、武蔵野線の南流山駅が開業したのは1973年であり、JRの駅はかなり以前からあるにもかかわらず利用者数が増加している。

※引用:流山市

また、コロナの流行期には利用者数が落ち込んだものの、それ以外の時期では一貫して利用者数が増え続けているのが特徴的だ。

30代を中心とした子育て世帯の流入が顕著であることから、流山市は今後も駅や周辺施設の利用者数が増加すると予測している。

南流山駅周辺エリアの課題とまちづくりのポイント

一方で、南流山駅周辺エリアの課題としては主に3つのポイントが挙がっている。

1つ目のポイントは建物の老朽化と土地の間口が狭いことだ。駅周辺には昭和時代の区画整理事業によって作られた街並みが広がっており、細分化された敷地が多い。

また、区画整理の開始から50年以上が経過したため、老朽化の進む建物も増えてきた。

2つ目のポイントは土地の高度利用が進んでいない点だ。「土地の高度利用」というワードは都市開発などのニュースでよく見かけるものの、何のことなのかと思う人もいるかもしれない。

流山市の分析では、駅周辺には建物が建っておらず月極駐車場として利用されている土地も多いという。また、3階建て以下の低層建物が少なくない。

南流山駅周辺の土地利用状況
図で示されると、駅周辺には駐車場が非常に多いことがよくわかる。

※引用:流山市

3つ目のポイントは駅周辺の活気が乗降客数の多さに追いついていないことだ。通勤・通学のラッシュアワーには多くの人で駅が混雑するものの、乗り換え客が駅前広場に流れていない。

また、休日も駅周辺を訪れる人は少なく、外出の目的地として駅周辺エリアが選ばれていないことに原因があるとされている。

そして、上記の課題を解決するべく以下3つの指針が提示されている。

1つ目の指針は土地の高度利用を図るとともに商業・業務機能を集積することだ。駅周辺に残存する低未利用地の有効活用を誘導し、商業・業務系用途の建物を集積していく。

この指針からは、今後都会らしい商業施設や複合施設などができると期待できる。

2つ目の指針は安心・安全でゆとりある沿道空間を創出するというもの。例えば流山おおたかの森駅では、ゆとりのある駅前広場が作られている。

流山おおたかの森駅西口の様子
つくばエクスプレスの流山おおたかの森駅西口の様子。駅前広場がかなり広々としている印象を受ける。

駅周辺に商業・業務系の都市機能を誘導するとともに、低層階では開放性の高い意匠を施して「歩いて楽しい空間」を演出していくという。

3つ目の指針は「多様な個性の尊重と価値を高めて発展するまちづくり」というものだ。

老朽化した建物のリノベーションを進めるとともに、ナショナルチェーンにはないローカルコンテンツを活用し、スタートアップが活躍しやすい環境を整える。

若い人が集まる流山市の中に活躍の場が用意されるのであれば、都心への人口流出を防ぎつつ、地元の経済が回る好循環を生み出せるのではないだろうか。

2024年時点ではまだ行政によるまちづくりの指針が示された段階だが、今後流山おおたかの森駅周辺に負けないような賑わいが生まれることを期待したい。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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