JR山手線の品川・田町駅間で整備中の駅名が、「高輪ゲートウェイ」に決定した。撤回署名が2週間で4万人超集まるなど、イマイチ人気がないことはさておき、「グローバルゲートウェイ品川」との再開発コンセプトの下、2020年春の開業に加え、2027年にはリニア中央新幹線開業も控えるため、街全体で開発が進む品川エリア。
その期待感に呼応する形で、周辺マンション価格も数年前から高い状況が続いている。新駅誕生によって、周辺の不動産市況はどう変わっていくのだろうか―。
■周辺駅と連動した再開発プロジェクト
JR東日本が取り組む品川開発プロジェクトは、車両基地跡地13ヘクタールの再開発事業で、新駅と周辺地域を連携させた国際的なまちづくりの実現を目指している。
2018年5月には、国家戦略特別区域会議で品川駅北周辺地区が都市再生プロジェクトとして追加され、第Ⅰ期計画として、2019~2024年度にオフィスビルや商業施設、分譲マンションなどが建設される予定となっている。
また、新駅から徒歩圏内の泉岳寺駅前の再開発事業も決定している。業務施設や商業施設、駐車場、住宅(350戸)からなる駅ビルが整備され
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