• 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集
  • 収益物件 売却査定

2,618アクセス

高架下利用の複合施設が起爆剤になるか、京急線蒲田駅周辺に注目

都市計画・再開発/東京 ニュース

2019/04/12 配信

羽田、成田直結、都心の裏銀座線ともいうべき都営浅草線と乗入れと、目立たないものの利便性の高い京急沿線は穴場狙いなら目をつけておきたい沿線だが、そのうちでも今後、注目しておきたいのが蒲田駅周辺だ。

■高架下利用の複合施設が工事中

高架下を利用した複合施設オープン
高架下を利用した複合施設オープン

その理由は2019年4月にオープンした高架下を利用したものづくり複合施設。京急線では2017年に京急蒲田駅付近連続立体交差事業が完了した。それによって新たに高架下が生まれたわけだが、そのうち、京急大森町〜梅屋敷間の約2283uを同線ではこれまでにない使い方で活用している。それが「梅森プラットフォーム」である。

駅と道を挟んだところから始まる梅森プラットフォーム。一番手前がベーカリーカフェ
駅と道を挟んだところから始まる梅森プラットフォーム。一番手前がベーカリーカフェ

高架下に用意された建物は鉄骨造の8棟。うち、1棟は地上2階建てて、あとは平屋建。ここにインキュベーション施設、工場、店舗などが入る。現在入居しているのは最も駅に近い区画にベーカリーカフェ、駐輪場を挟んで不動産企画・運営などを行う仙六屋、東京都認定のインキュベーション施設KOCA(コーカ)、産業用純水装置の製造及び販売などを行うトップウォーターシステムズの工場など。

シンプルな内装のコワーキングスペース
シンプルな内装のコワーキングスペース

中でも注目したいのは4棟の建物からなるインキュベーション施設KOCA。ここにはレーザーカッターや3Dプリンタ、カッティングマシンその他を備えた工房、広さの異なる5部屋のスタジオ、6室のオフィスにコワーキングスペースがあり、この地域に多い町工場と増えてきているクリエイターとの協業を生む場として期待されているのである。

蒲田周辺を含め、大田区は京浜工業地帯の一画としてモノ作りの古い伝統のある地域。今では3000社ほどというが、かつては1万社以上のまち工場が集中しており、東京屈指のものづくりのまちである。

その蒲田を拠点に2014年以降、アーティスト、クリエイターなどと共に制作環境を整え、町工場との協働機会を生み出す活動を続けてきた「@カマタ」というグループがある。

これまでにオフィス、工房兼ショップ、SOHOなどからなる複合施設「カマタ_クーチ」、築古マンションを改修した工房・シェアオフィス付き集合住宅「カマタ_ブリッヂ」、羽田空港近くの古倉庫再利用の期間限定のポップアップイベントスペース「カマタ_ソーコ」などを手がけてきており、今回の高架下の複合施設も京浜急行と協働して関わってきた。インキュベーション施設は彼らが運営に当たるそうで、協業で面白いものが生まれてくればまちの認知度も高まろうというものである。

スタジオ棟の上から中庭的な空間、コワーキングスペースを見たところ。ゆったりとした空間である
スタジオ棟の上から中庭的な空間、コワーキングスペースを見たところ。ゆったりとした空間である

オープンに先立ち、内覧会に行ってきたが、ところどころに地元の人たちも使えるオープンスペースが作られており、開放的な空間。これまでのこのまちに無い施設でもあり、これからが楽しみだ。しかも、これは第一次の開発で、今後、さらに第二次、第三次と拡張していく予定という。まだまだ変わる余地があるわけで、期待せずにはいられない。

ちなみに京急沿線では同日に雑色駅周辺で高架下クリニックモールも誕生している。高架下という新たな空間をフルに活用していこうというわけである。

■下町っぽさも魅力のひとつ

活気のある梅屋敷の商店街。大小はあるが京急沿線では庶民的で賑やかな商店街が続く
活気のある梅屋敷の商店街。大小はあるが京急沿線では庶民的で賑やかな商店街が続く

蒲田駅周辺はもちろん、一駅東京寄りで高架下の複合施設ができる梅屋敷駅周辺など京急沿線は商店街が充実、下町っぽい雰囲気が魅力のひとつ。地元の大家さんたちからは一度住み始めると、足回りの利便性、物価の安さ、親しみやすい雰囲気が受けてか、長く住む人が多いと聞いた。

その一方で街中を歩くと空き家と思しき建物、空き室の目立つマンションなども目にする。水路になっているなどで再建築不可となっている空き家などもみかけた。

つまり、使える建物はあり、人が入ってくる可能性もある地域ということである。また、モノ作りをしている人達にはDIYに関心を持つ人も少なからずいる。住宅としてだけではなく、アトリエや工房として貸せる可能性もあると考えると、京急沿線のうちでも蒲田周辺には面白いチャンスがあるように思えるが、どうだろう。

健美家編集部(協力:中川寛子)

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

ページの
トップへ