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秋葉原、日比谷、東小金井……。進むJR東日本の高架下活用。都心でホテル、飲食店、郊外で学生向け賃貸も

都市計画・再開発/東京 ニュース

この数年、高架下をどう使うかはどの鉄道会社でも大きな課題。そのうちでも今、目立って力を入れているのがJR東日本だ。都心から郊外まで、様々な用途で高架下を活用しようとしている状況を見ていこう。

■秋葉原〜御徒町間では店舗、ホテルが

高架下沿いを歩けるようになっている。ただし、途中には駐車場などもあり、今の段階では全部が全部歩いて楽しい場所というわけではない
高架下沿いを歩けるようになっている。ただし、途中には駐車場などもあり、今の段階では全部が全部歩いて楽しい場所というわけではない

まずはすでにある程度の活用がされてきた秋葉原〜御徒町間で最後の開発が進められている。ここは「AKI-OKA」を愛称に、歩きたくなる高架下を作ろうと2010年に開業した「2k540 AKI-OKA ARTISAN」のほか、「ちゃばらAKI-OKA MARCHE」「御徒町らーめん横丁AKI-OKA GOURMET」など場所によって異なるテーマで開発が進んできた。

ものづくりのアトリエショップを中心に飲食、物販も集まる
ものづくりのアトリエショップを中心に飲食、物販も集まる

最初に作られた「2k540 AKI-OKA ARTISAN」は御徒町周辺にモノ作りの伝統があることから、「ものづくり」をテーマに工房+ショップからなるアトリエショップを中心に飲食、物販が集まるエリアで、高い天井に白い円柱が印象的な空間。

定期的にワークショップなども開かれており、クリエイティブに関心のある若い層を中心に人を集めている。ちょうど2駅間の中心にあたる場所に立地する。

御徒町に近いエリアの、ラーメン店などが入っている一画

また、「2k540 AKI-OKA ARTISAN」よりも御徒町寄りには「御徒町らーめん横丁AKI-OKA GOURMET」がある。

こちらはマルシェ。秋葉原駅から見えるほど近い場所にある
こちらはマルシェ。秋葉原駅から見えるほど近い場所にある

それに対して秋葉原駅近くに立地するのは「ちゃばらAKI-OKA MARCHE」。全国のおいしい食品を集めたマルシェで、比較的年齢層の高い人たちが多いようである。

開発エリアはどちらかといえば秋葉原寄りの、利便性の高い一角になる
開発エリアはどちらかといえば秋葉原寄りの、利便性の高い一画になる

さて、ちょうど、この2つのエリアの間に当たるのが現在開発されている場所で、大きく2種類の業種が予定されている。ひとつは日本の技術をテーマとした集合店舗で、秋葉原の電気街を意識した、専門的で独特な世界観を表現した開発になるという。

具体的には4棟からなり、2019年度下期に順次オープンする予定とか。倉庫や工場をデザインモチーフにしているとのことなので、最近流行のインダストリアル系になるのだろうか。

オーディオやカメラなど秋葉原らしいプロダクトの販売や中古買取り販売、修理などの物販エリアと蒸留所など食の技術を感じる飲食エリアが展開されるという。

もうひとつが宿泊。来日外国人にも人気の秋葉原周辺では宿泊ニーズは高いものの、新設は少ない。それに対応すべく、高架下にホテルを作るという。

価格帯は抑えたものとし、2名用の部屋が中心になるものの、6名用、7名用などの大人数、ファミリーでも泊まれる部屋も備えたものが想定されており、客室数は全29室。1階は時間制の駐車場、2階がホテルという形式で、2019年11月の開業を目指している。

■有楽町〜新橋駅間では飲食、物販などの商業施設

JR東日本とJR東海が所有する、都心ど真ん中の日比谷、銀座、有楽町、新橋の間に位置する約300mの高架下を利用した新たな商業空間として開発する計画もある。

JR東日本開発分は「日比谷 OKUROJI(ヒビヤオクロジ)」と名付けられており、約50店舗。JR東海分は6店舗が予定されており、開業は2020年初夏の予定。

現在計画されている店舗数と計画概要
現在計画されている店舗数と計画概要

この一帯は明治時代に作られた歴史ある煉瓦アーチ高架橋などがあり、他の高架下以上に雰囲気のある場所。しかも都心である。魅力ある空間になることは間違いなかろう。

作られる店舗としては飲食、物販となると、面白いのはナイトタイムエコノミーを意識してか、大人の夜のための場という一画があること。実際にどのような空間、店舗になるかはこれからだが、注目したい。

■東小金井では食事付き学生向け賃貸住宅

都心のみならず、郊外でも高架下活用計画がある。JR東日本グループでは今後、生活サービス事業に注力していく計画で、2026年度までに管理住戸3000戸を目指し、これまでにも様々なコンセプトで「提案型賃貸住宅」を展開している。

東小金井は駅周辺にこれから開発の余地が多い地域である
東小金井は駅周辺にこれから開発の余地が多い地域である

今回新たに加わるのは中央線東小金井駅〜武蔵小金井駅間の高架下を利用した食事付き学生向け賃貸住宅「Chuo Line House KOGANEI(登録商標出願中)」(中央ラインハウス小金井/C・L・H KOGANEI)。2019年9月11日から入居者募集を開始し、2020年春に開業する計画だ。

面白いのは様々なタイプの住戸に共有部が提供されること。まず、住戸では12強〜16u弱のスタジオタイプが46戸、設備その他が異なる2タイプ・10u台のシェア住戸が63戸。スタジオタイプ、シェアタイプの一部にはデスクに加え家電なども備え付けられている。

家電その他の充実ぶりも目を惹く
家電その他の充実ぶりも目を惹く

共有スペースとしては食堂がもっとも目を惹くところ。近年、賄いのついた賃貸が注目を集めているが、食はコミュニケーション形成のために意義があるということだろうか。

カフェテリア、スタジオ、多目的ホールなどもあり、単に住むだけではない暮らしを提供するという。設計も北山恒氏、谷内田章夫氏、木下道郎氏を起用、デザイン性の高いものとなっており、利便性に加え、話題を呼びそうである。

健美家編集部(協力:中川寛子)

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