いつの時代も、街の発展と教育施設の関係は切っても切れない。優秀な学生や社会人を生み出す大学など、秀でた教育機関のあるエリアには人が集まり、人が集まれば住居や店舗、交通インフラが充実し始め、街全体としての付加価値は上昇していく。
これまでも、自治体や交通機関が主導するといった形で数多くのプロジェクトが進められてきた。そうしたなか、東京都世田谷区でユニークな取り組みが始まるという。それが、学びと住まいが一体化した、レジデンシャル・カレッジの開発だ。

個性的な教育施設は
住まい選びの基準になる
下北沢と言えば、小劇場やライブハウスが集まる、若者文化の街。鉄道は小田急小田原線と京王井の頭線が乗り入れ、2004年からは連続立体交差事業と複々線化事業が始まり、昨年3月に終了した。
これにより、小田急の東北沢駅〜世田谷代田駅間の1.7qが地下鉄化し、下北沢駅で両線を乗り換えるには、一度改札口を出ないといけなくなった。雑多だった駅前の空間はすっきりしてい
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