筆者は、2005年まで東急東横線沿線(以下東横線)に住んでおり、その後は引っ越したが職場が渋谷に近かったため渋谷駅の変遷を肌で感じてきた一人だ。
2013年3月に東横線が地下化して以来、駅周辺の再開発工事が途切れなく、乗り換えには未だにうろうろしてしまう。そして、馴染みの東急百貨店東横店が2020年3月末には閉店、取り壊しも始まっている。この跡地に予定されている「渋谷スクランブルスクエア」の中央棟・西棟やハチ公前広場のある西口整備は、2027年度の予定事業なのでもう少し先。
今、注目しているのは、246号線(六本木通り)の向こうということで残っていた感もある桜ヶ丘の変貌だ。
その前に、そもそもこの渋谷再開発が必要だった理由と経緯について振り返ってみよう。
まず、りんかい線や湘南新宿ライン、成田エクスプレスも乗り入れるJR埼京線渋谷駅が、元の渋谷駅のままだとホームを設けるスペースがなく、山手線渋谷駅からかなり離れた
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