2014年の虎ノ門ヒルズ森タワー誕生以来、2020年には虎ノ門ヒルズビジネスタワー、2021年には同レジデンシャルタワー、2023年にはステーションタワーと着々と街づくりが進む虎ノ門ヒルズエリア。周辺ではもうひとつ、六本木ヒルズと同時期に計画がスタートしたという虎ノ門・麻布台プロジェクトも進行している。2020年10月30日に港区を大きく変える開発に取り組む森ビル株式会社の担当者が語るイノベーション創出と都市づくりに関する講演があり、参加してきた。
変わるものと、変わらないもの
広尾にあるJPI(日本計画研究所)で行われた講演のタイトルは「虎ノ門ヒルズ、虎ノ門・麻布台プロジェクト事例を踏まえた 森ビル株式会社が取組む『イノベーション創出』と街づくり」。
単にビルを作る話ではないことはこのタイトルからも想定できたが、実際の内容は想像以上に幅が広く、壮大な話だった。
森ビル営業本部オフィス事業部営業推進部部長補佐の竹田真二氏による講演は大きく3つの要素から構成されていた。まずは「イノベーション創出の必要性と可能性」として世界における東京のポジションやポテン
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