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池袋から3駅目、大山駅周辺の開発が進む。 ハッピーロード商店街にツインタワー2023年完成予定

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2021/01/29 配信

東武東上線の各駅停車で、池袋から3駅目となる大山駅。都心に近い立地ながらも、低層の歴史ある商店街が続くこの街で、再開発の計画が複数進んでいる。街の姿がどう変わるのだろうか。

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ハッピーロード商店街を南に少し歩いた場所で、1月末現在、解体工事が行われていた。地上26階建てのツインタワーが完成予定

板橋区に位置する大山駅周辺。南口を出てすぐに「ハッピーロード商店街」があり、北口を出ると「遊座大山商店街」と2つの大きな商店街が連なり、買い物客で賑わいを見せている。池袋周辺の再開発が進む一方で、古い街並みが残り、懐かしさを感じせる。

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大山駅南口周辺の様子。駅を出るとすぐハッピーロード商店街のアーケードへと続いている

現在、大山駅周辺では、都市計画道路整備事業や、駅前広場を整備する計画に東武東上線の連続立体交差事業などの複数のまちづくり事業が進行中だ。これから数年の間に、街全体が大きく変わっていく。

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複数の計画が同時進行している、大山駅周辺のまちづくり事業。出所:板橋区 大山駅周辺地区まちづくり事業のお知らせ 令和2年3月より

まちづくり事業のなかでも注目は、ハッピーロード商店街の中央部分に、巨大なツインタワーが登場する「大山町クロスポイント周辺地区」の計画である。都市計画道路補助第26号線とハッピーロード大山商店街の交差部に位置する場所に、商業の核となる地区として、店舗や多様な世帯の定住に繋がる都市型住宅を整備する。

A~D街区の4つの棟にわかれ、店舗や商業施設、駐車場に、計340戸の住戸が入る計画だ。この計画は住友不動産とフージャースコーポレーションが参画し、2021年4月に着工、2023年12月に竣工の予定となっている。

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ツインタワーを含む、大山町クロスポイント周辺地区第一種市街地再開発事業 完成イメージ 出所:東京都 都市整備局 報道発表資料より

ハッピーロード商店街を歩いていくと、解体工事中のエリアに、商店街の歴史や、再開発に関する掲示が行われている。それを見ると、この大山エリアは昨今、人口増加傾向にあり、特に子育て世代など、若い世代の人口が流入し、今後も同様の人口流入の傾向が見込まれているそうだ。背景には交通利便性が高く、便利で暮らしやすい点がある。今後も多種多様な人が集う街として、さらには防災、バリアフリーに配慮し、美しい街並みや憩いの場となるような緑とにぎわいの街を目指していく計画だ。

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30年後の大山を見据えた構想。ハッピーロード商店街にて

なお、ハッピーロード商店街の中では、「大山町クロスポイント周辺地区」に隣接する「大山町ピッコロ・スクエア周辺地区」でも、約1.2ヘクタールの土地で再開発計画が検討されている。現状では、木造住宅や店舗が密集し、火災や震災への不安を抱えており、防災性の高い安全で安心できる街並みを目指したまちづくりを目指していくと、板橋区のホームページに書かれている。

開発が進む一歩で、懸念されるのは、これまで親しまれてきた、歴史ある商店が取り壊され、姿を消していっている現状た。

昨年秋、ハッピーロード商店街のなかで、創業80年の靴屋が、シェアキッチンやイベントスペースとしてリノベーションされた例を健美家でも取材した。この場所は、「大山町クロスポイント周辺地区」の近くであるが、再開発のエリアから外れている。

駅前からつづく風情あるハッピーロード商店街は、今後も残されることになっている。新旧入り交じった商店街が形成されることになりそうだ。

健美家編集部(協力:高橋洋子)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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