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葛飾区、JR常磐線「金町駅」北口周辺に再開発で大型商業施設登場。下町情緒あふれる街はどう変わる!?

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2021/02/21 配信

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JR常磐線「金町駅」北口の様子。大型小型施設が増えている南口側と比べると古い建物が目立つが、現在進行中の再開発で今後大きく変貌を遂げる

JR常磐線「金町駅」を中心として
南北に再開発計画が進行中

下町情緒が今も残る、葛飾区「金町」。JR常磐線「金町駅」と京成金町線の「京成金町」の2駅が利用可能で、JR常磐線なら「大手町駅」までは千代田線直通で26分。「上野駅」までは日比谷線経由で24分と、都心へのアクセスも良好だ。

そんな「金町」が近年、再開発ラッシュで湧いている。まずJR常磐線「金町駅」南口方面では「金町六丁目駅前地区第一種市街地再開発事業」が進行中。

2021年夏には、野村不動産が手掛ける分譲マンション「プラウドタワー金町」がお目見えする。

低層階である1階から3階は「ベルトーレ金町」という名称の商業施設となっており、今後多くのテナントが入居予定。オープンすれば、「金町」の新たな顔となることだろう。

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今年7月下旬竣工予定の「プラウドタワー金町」。低層階には複合商業施設「ベルトーレ金町」も開業する

建物の老朽化、空き店舗が目立つ
北口周辺を、人々が集う街に

さて、今回注目したいのは、逆サイドとなる北口側で行われる「東金町一丁目西地区 再開発計画」である。

この再開発の舞台となるのは、北口を出て左に少し歩いたところにある「イトーヨーカドー金町店」、「金町自動車教習所」を中心とした約2.5ヘクタールの街区。

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再開発予定地の「イトーヨーカドー金町店」。長く住民から愛されてきたが、新たな北口のランドマークとして生まれ変わる

計画地周辺の三菱製紙中川工場跡地には2013年に「東京理科大学 葛飾キャンパス」が誘致されており、不動産関係者いわく、この北口側は「昔ながらの町並みが残る静かな場所で、学生・ファミリー層がうまく調和した暮らしやすい街」だという。

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常磐線「金町駅」から徒歩8分の場所にある「東京理科大学 葛飾キャンパス」

ただ、計画地に面する理科大学通りには古くからあるような商業施設が多く、学生を惹き付けるようなカフェやレストランなど、若者受けするような施設は少ない。また歩道も狭いため、歩行者の安全確保の面でも課題があった。

この再開発では、理科大学通りを中心軸として、歩行空間 の安全性の向上、電線類の 地中化等を整備するほか、地域拠点を創造し、金町駅北口の魅力向上を図るという。

2025年4月には同大学薬学部(薬学科及び生命創薬科学科)及び大学院薬学研究科が、現在のキャンパスから葛飾キャンパスに移転することも決まっており、今後は学生の増加に伴い街も賑わいを増しそうだ。

地上38階、高さ150mの再開発ビルが
2029年度までに完成予定!

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「東金町一丁目西地区 再開発計画」完成イメージ図。高層マンションや商業施設が新たに登場する(東金町一丁目西地区第一種市街地再開発事業 再開発計画(案)説明会資料より)

開発地の広さは、約24,770㎡。ここに地上38階、高さ150m、総戸数700戸の超高層タワーマンションと、地上6階建ての商業・業務施設が建設される。

商業施設には大型スーパーを始め、大型店や複数の専 門店が入店。業務施設部分には、建物の 3階屋上が自動車運転コースとなる自動車教習所が入居する予定だ。

事業協力者は三菱地所レジデンスと三井不動産レジデンシャル、商業計画検討者は三菱地所。工事は3期にわたって順次行われることになっている。

2021~2024年度に行われる第1期には、地上6階、地下2階の商業施設(1~3階)や自動車教習所(4~6階)を建設。

続く2024~2027年度の第2期には、マンション部分。そして、2024~2027年度の第3期では、地下円筒型の公共駐輪場が建設される。

現在はややさみしい雰囲気もある「金町駅」北口だが、この再開発ビルが完成する頃には、大きく様変わりをしていることだろう。南口側の再開発と合わせて、「金町」の今後の発展に期待したい。

健美家編集部(協力:斎藤一美)

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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