
再開発で街並みが変わる!?
注目が集まる三田一丁目地区再開発
JR「田町駅」の西側に位置し、東京メトロ南北線「麻布十番駅」や「赤羽橋駅」もほど近い港区・三田エリア。
三田エリアは一丁目から五丁目まであるが、今回注目したいのは、再開発が着々と進む三田一丁目地区だ。
同地区で行われている再開発は、「三田小山町東地区第一種市街地再開発事業」、「三田小山町地区第一種市街地再開発事業」、「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」の3街区。
第1弾となる「三田小山町東地区第一種市街地再開発事業」では、地上約130m、38階建ての高級分譲タワー「シティタワー麻布十番」が2009年に竣工済み。
第2弾となる「三田小山町地区第一種市街地再開発事業」では、地上約130m,地上36階建ての「パークコート麻布十番ザ タワー」が2010年に竣工している。
そして、第3弾としてまさに進行中なのが、今回紹介する「三田小山町西地区第一種市街地再開発事業」である。
本再開発の計画地となる三田小山町西地区は、東京メトロ南北線「麻布十番駅」のすぐそば。都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」からもほど近い、約 2.5ha の区域。

事業者は、三井不動産レジデンシャル株式会社、日鉄興和不動産株式会社、三菱地所レジデンス株式会社、一般財 団法人首都圏不燃建築公社の 4 社となっている。
2020年9月9日、東京都の発表によると、都は「都市再開発法第11条第1項」の規定に基づき、「三田小山町西地区市街地再開発組合」の設立を認可したとのこと。
事業者が2020 年 9 月 18 日に連名で発表しているリリースによると、今後、権利変換計画認可を経て、2023 年 3 月の本体工事着工、2027 年の竣工を目指すという。
北街区・南街区、2つの地区に
2027年、オフィスと住宅棟が登場予定
開発地は「小山橋」の通りを挟んで延べ面積約109,380uの「北地区」と、延べ面積 約71,750uの「南地区」に分けられており、「北街区」には 地上44階、地下1階、高さ約165メートルの A棟と、地上8階、地下1階、高さ約42メートルのオフィス棟が。
また、「南街区 」には、地上8階、地下1階、高さ約125メートルの B棟と、地上16階、地下1階、高さ約70mのC棟が誕生する予定。
住宅戸数は南地区・北地区合わせて1,453戸、総事業費は約1,081億円となる。
今回の再開発では、公共の広場や歩行者空間を整備、 細分化された土地の集約化や、建物の不燃化、道路等の基盤施設の整備・拡充、公園や古川沿いの 親水広場・歩道状空地、商業・業務機能の整備なども併せて行われる。
防災性を向上させ、安心で快適 な魅力ある複合市街地の形成を図るとのことだ。


ちなみに、この再開発エリアの南東では「(仮称)港区三田一丁目計画(共同住宅棟・大学棟)」も進行しており、敷地面積約26810u、延床面積124500u、建築面積12150uの規模で共同住宅、飲食店、駐車場、文教施設(大学)などが建設される予定。こちらは一足先の2025年の竣工を目指している。
再開発に沸く三田一丁目。利便性アップが周辺の不動産市場にどのような影響を与えるのか、これからも注目していきたい。
健美家編集部(協力:斎藤一美)
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