• 完全無料の健美家の売却査定で、できるだけ速く・高く売却

×

  • 収益物件掲載募集
  • 不動産投資セミナー掲載募集

「自由が丘駅」前に60mの再開発ビル?! 人気の街に大胆な再生計画。

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2021/12/04 配信

2004年の目黒区都市計画マスタープランで広域生活拠点に位置付けられた東急東横線自由が丘駅周辺エリアは長年、回遊性のある商業集積地として人気を集めてきた。

歩道がなく、歩行者と車が交錯する場所も多い
歩道がなく、歩行者と車が交錯する場所も多い

その一方で道路が狭く、歩行者と車が交錯するような危険な箇所もあり、また、荷捌き箇所がないことから道路が渋滞する、建物の老朽化が進むなどの問題も。

それに対して目黒区では東京都が優先的に整備を進めようとしている補助127号線の整備と街づくりを一体として進めようと2016年から自由が丘駅前西及び北地区(以下、西北地区)で自由が丘の街づくり会社である都市再生推進法人株式会社ジェイ・スピリットとともに地区内権利者を中心に街づくりを検討してきた。

対象となるエリアはこちら。駅前のかなりの広さに及んでいる
対象となるエリアはこちら。駅前のかなりの広さに及んでいる

2020年には自由が丘一丁目及び自由が丘二丁目各地の約3.1haを対象に自由が丘駅前西及び北地区地区計画の都市計画が決定しており、そのうち、自由が丘一丁目29番地区(以下、29番地区)では組合施行の市街地再開発事業の都市計画が同年10月に決定している。29番地区がいずれ行われる、駅前のかなりのエリアを占める西北地区の開発の先陣を切るというわけである。

最高60mのタワーが建つ計画

29番地区は写真右手の白い建物からみずほ銀行のところまで
29番地区は写真右手の白い建物からその左側、角にあるみずほ銀行のところまで

29番地区は駅前広場に隣接する一画で、東横線高架と道路を挟んで並行する0.5ha。東横線側と反対側は補助127号線と接しており、ここを開発することで補助127号線の拡幅も図れるというわけである。

地区内の道路。非常に細い道であることが分かる
地区内の道路。非常に細い道であることが分かる

区画周辺の道路幅だけでなく、地区内を十字に走る道路はさらに細く、そこに飲食店などが集積。防災面を考えると拡幅は必須である。また、地区内には2か所の街角広場、地区内を貫通する道路、共同の荷捌所などが設けられる予定。緑化も図られるという。

これまでの自由が丘にはなかったタイプ、規模の建物であり、大きく街の表情が変わることは間違いない
これまでの自由が丘にはなかったタイプ、規模の建物であり、大きく街の表情が変わることは間違いない

目黒区のホームページに掲載されている完成予想図は1階に街に開いた賑わいの場となるスペースのあるビルとなっており、高さはこれまで40mだったところが緩和され、最高60mまで建てられることになっている。

そこまでのものが建つかどうかは不明だが、60mといえばざっくり20階建てが建つ計算。現在の自由が丘駅周辺でもっとも高いのは9階建てで、それから考えるとこれまでにない高さの建物が建設されることになる。

詳細はまだだが、主要な用途としては店舗、事務所、住宅、駐車場とのこと。事業協力者はヒューリック、鹿島建設。

今後の予定としては2021年度内にも再開発組合の設立が認可される予定で、その後、2023年度に工事に着手、竣工予定は2025年度である。おそらく、これに呼応して西北地区の他エリアでも個別建て替え、共同建て替えあるいは再開発という動きが出てこよう。となると、これから数年後には自由が丘駅前の風景は大きく変わりそうである。

大井町線地下化の可能性は?

また、実現までには幾多の道のりがあろうが、自由が丘駅周辺の東急東横線、東急大井町線には複数の踏切があり、自動車、歩行者交通の妨げとなっており、これを解消したいという動きもある。

目黒区は21年2月に2021年度予算に「自由が丘の鉄道立体交差化」の調査・検討費用を計上しているのである。これによって大井町線が地下化されれば、上部には広大な空間が生まれる。

下北沢、地下化で生まれた空間を利用したボーナス・トラック。話題の場所だ
下北沢、地下化で生まれた空間を利用したボーナス・トラック。話題の場所だ

小田急線の地下化が下北沢周辺に個性的な、若い人を集める商業施設等を生み出したことは記憶に新しい。自由が丘周辺にそうした空間が生まれれば沿線価値はさらにアップするはず。今後の動向が楽しみである。

健美家編集部(協力:中川寛子)

健美家編集部(協力:中川寛子(なかがわひろこ))

中川寛子

株式会社東京情報堂

■ 主な経歴

住まいと街の解説者。40年近く不動産を中心にした編集業務に携わり、近年は地盤、行政サービス、空き家、まちづくり、地方創生その他まちをテーマにした取材、原稿が多い。
宅地建物取引士、行政書士有資格者。日本地理学会、日本地形学連合、東京スリバチ学会会員。

■ 主な著書

  • 「ど素人が始める不動産投資の本」(翔泳社)
  • 「この街に住んではいけない」(マガジンハウス)
  • 「解決!空き家問題」「東京格差 浮かぶ街、沈む街」(ちくま新書)
  • 「空き家再生でみんなが稼げる地元をつくる がもよんモデルの秘密」(学芸出版)など。

アクセスランキング

  • 今日
  • 週間
  • 月間

不動産投資ニュースのライターさんを募集します。詳しくはこちら


ニュースリリースについて

編集部宛てのニュースリリースは、以下のメールアドレスで受け付けています。
press@kenbiya.com
※ 送付いただいたニュースリリースに関しては、取材や掲載を保証するものではございません。あらかじめご了承ください。

最新の不動産投資ニュース

ページの
トップへ