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渋谷ヒカリエの裏で再開発計画が進行中。新たなランドマークとなるか。

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2021/12/24 配信

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2024年度
開業予定

渋谷駅の宮益坂側にある渋谷ヒカリエの裏で、新たな再開発ビルの建設が進んでいる。

ビルの建設が進んでいるのは「渋谷二丁目17地区」で、渋谷駅からヒカリエの中を通り過ぎたすぐそこだ。

再開発対象エリア
再開発エリアは宮益坂と国道246号との合流地点からすぐそこだ。

※引用:東急株式会社

再開発の対象エリアには、もともと塩野義製薬や東宝などが所有する4棟のビルが建っていた。

それぞれのビルが老朽化したことを受けて、まとめて再開発することとなったのが計画浮上のきっかけだ。

2020年12月から解体工事が始まっており、2021年12月からはビルの新築工事が始まっている。

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2021年12月時点における建設工事現場の様子。

新たに建設されるビルは地上23階建ての複合施設となる予定で、主に商業施設とハイグレードオフィスが入る。

具体的には、1階〜4階の低層階が商業施設で、5階〜23階がオフィスフロアとなる。

商業施設のフロアを敷地内の広場と一体的に整備することで、渋谷の賑わいを創出するとされている。

再開発ビルのイメージパース
ビルの低層部はガラス張りで開放感のあるフロアとなる印象だ。

※引用:東急株式会社

渋谷ヒカリエのすぐ裏手という立地も相まって、新たな商業施設の建設による賑わいには期待できそうだ。

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工事現場の奥に見えるのが渋谷ヒカリエだ。

再開発ビルの竣工及び開業予定は2024年度の予定となっている。再開発準備組合の設立から約7年をかけてビルが完成する見通しだ。

歩行者の動線が
改善される

施主である再開発組合は、主に歩行者ネットワークの強化・地域のにぎわい創出・ゆとりある広場の創出の3点を事業の特徴として挙げている。

再開発組合と東急が連名で発表しているプレスリリースからは、現地が坂道となっていることから、歩行者が歩きやすくなるよう整備することを重視していると思われる。

歩行者ネットワークのイメージ
青山通りと宮益坂に挟まれている立地の特性上、歩行者が歩きやすくなることを重視していると思われる。

※引用:東急株式会社

渋谷駅から渋谷ヒカリエへは道路に出ることなく直通で歩いて行けることから、渋谷駅から再開発ビルへも直通の動線が整備されることとなる。

そのほか、再開発現場と青山通りを挟んで反対側にある渋谷クロスタワーへも移動可能だ。

渋谷クロスタワーは、もともと東邦生命保険という保険会社が本社ビルとして利用していた。

しかし、東邦生命保険が破綻したため、現在では多くの会社や東京わかものハローワークなどがテナントとして入居している。

なお、青山通りと国道246号は幹線道路である上に、渋谷ヒカリエには駐車場があるため、建設現場の周辺では土日ともなると特に自動車の通行量が多い。

動線の整備は歩行者の安全確保という課題解決の側面も持っている。

渋谷駅の周辺では
再開発が続々と進行中

銀座線渋谷駅の移設や渋谷スクランブルスクエアの開業などは記憶に新しいところだが、渋谷駅の周辺では他にも複数の再開発計画が進行している。

2021年時点で営業している 渋谷スクランブルスクエアは東棟のみで第1期となっており、2027年度には第2期となる中央棟と西棟が開業する予定だ。

また、渋谷と恵比寿をつなぐ線路の西側である桜丘地区では、2023年度竣工予定の再開発が進んでいる。

既に完了したものにも目を向ければ、宮下公園のリニューアルやJR埼京線のホーム移設など、利便性向上に関連する開発事業を数えるとキリがないほどだ。

渋谷二丁目17地区の再開発はビルの老朽化が契機となっているが、渋谷駅周辺における再開発の波は放射線状に広がりを見せていると言えるだろう。

渋谷区ではコロナの影響によって人口の流出も目立っているが、東京一極集中の象徴ともいえるような都市として、今後どこまで都市開発が進むのか、まだまだ要注目だ。

取材・文:秦創平(はたそうへい)

秦創平

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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