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東京メトロ「赤坂駅」に2028年、地上41階と19階のツインタワー誕生!新たなエンタテインメントシティを目指す

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2022/01/10 配信

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東京メトロ「赤坂駅」で
“駅・まち一体”の再開発が進行中!

三菱地所とTBSホールディングスが推し進めている“赤坂エンタテインメント・シティ計画/(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画”。計画地は赤坂サカスに隣接する東京都港区赤坂2丁目及び赤坂6丁目の延べ床面積約210,000㎡の土地で、2028年、この場所に地上41階と19階のツインタワーが誕生する予定となっている。

2021年11月15日、三菱地所とTBSホールディングスは、同プロジェクトが国家戦略特 別区域計画における国家戦略都市計画建築物等整備事業として、内閣総理大臣による認定を受けたと発表した。

同プロジェクトは東京メトロが進める「えき・まち連携プロジェクト」の対象にもなっており、東京メトロ「赤坂駅」と連携して駅・まちを一体的につなぎ、赤坂を新たなエンタテインメント・シティとするべく空間の整備を行っていくという。

両社のリリースによると、同プロジェクトは1:地下鉄駅を中心に、まちの回遊性を高める「都市基盤の強化」、2:国際競争力の強化に資する「エンタテインメント産業拠点の形成」、3:環境インフラの更新と都市防災機能の強化

の3点を特徴としているとのこと。

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建物用途構成イメージ。開発地は西街区と東街区に分かれており、右側がホテルと劇場・ホールを有する西街区、左側がオフィスとインキュベーション施設を有する東街区となる(リリースより)

劇場・ホールによる集客と
宿泊・滞在機能の整備で国際競争力を強化

まず第1の特徴である「都市基盤の強化」として、地下 2 階~地上にかけて、駅とまちの境界を感じさせない駅前空間や賑わい・交流の場となる広場(合計約 4,900 ㎡)を整備。

各街区の駅出入口(5 番・6 番)においては、エレベーターやエスカレーターといったバリアフリー動線等を整備し、駅・まちを往来する利用者の回遊性・利便性向上を図る。

また、空港リムジンバスや観光周遊バスを受け入れるバス乗降場も整備。アクセスの向上と周辺エリアとの回遊性を高めるほか、駅まち空間等にインフォメーション機能を設け、交通や街のイベント等の情報発信を行うとしている。

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赤坂サカスや赤坂ACTシアターなど周辺商業施設と連携した赤坂エリアでのエンタテインメント創出を図る(リリースより)

第2の特徴である「エンタテインメント産業拠点の形成」として行われるのが、クリエイターやスタートアップ企業と赤坂エリア周辺の大企業との交流を促進する東街区のインキュベーション施設の整備(約1,000㎡)だ。

デモスペースの整備や駅・まち一体空間、ホールの活用を通じて、新たな技術や作品を展示・実装し、実証実験や情報発信をすることも可能になるという。

一方、西街区には世界水準のエンタテインメントを提供・発信する劇場・ホール(約 11,000 ㎡)を整備するほか、ホテル(約 12,000 ㎡)も整備。赤坂サカス側とも連携し、赤坂エリアでの“エンタテインメント・シティを目指す。

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赤坂サカス方面より計画地側を見た駅・まち一体空間のイメージ(リリースより)

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地上から地下につながる重層的広場を見たイメージ図(リリースより)

そして、3「環境インフラの更新と都市防災機能の強化 ・効率的な面的エネルギーネットワークの強化」 として、老朽化した地域冷暖房(DHC/District Heating and Cooling)の再整備により、効率的な面的エネ ルギーネットワークを強化。

高効率のコージェネレーションシステム(CGS)や太陽光 発電などの再生可能エネルギー由来の電力利用を推進し、CASBEE の「S ランク」を目指すとのこと。

また、災害対策として帰宅困難者を受け入れる一時滞在施設(合計約 1,100 ㎡、約 650 人収容可能)と防災備蓄倉庫(約 100 ㎡、約 650 人分)のほか、屋外には災害時の一時待機場所(合計約 1,500 ㎡)も整備される予定となっている。

そ の他にも、サイネージを活用した災害情報の発信、DHC 事業者と連携した CGS の活用と非常用発電 施設による電力の確保など、防災対応力の強化を図るとしている。

デベロッパー、総合メディア企業、鉄道事業者がタッグを組んで取り組む同計画。まちづくり×エンタメ×駅という包括的なプロジェクトが今後の赤坂のまちをどう変えていくのか。2028年の完成を楽しみに見守りたい。

健美家編集部(協力:斎藤一美(さいとうかずみ))

斎藤一美

■ 主な経歴

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。
大手情報誌出版社にて金融情報誌のデスク業務やWEBメディアの立ち上げ・運営・メンバー育成業務などに携わった後、2007年にフリーの編集者・ライターとして独立。
現在は金融・不動産・保険分野を中心に、雑誌やWEBメディア、社内報などで執筆・編集を行うほか、金融初心者をターゲットとしたメディアアドバイス業務なども行っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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