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東京都千代田区・内幸町で110万m2の大規模再開発進行中 開業130 年「帝国ホテル」の建て替えも!

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2022/02/11 配信

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デザインアーキテクトに起用された建築家、田根剛氏による帝国ホテル 東京 新本館 建て替え後のイメージパース(帝国ホテルリリースより)

合計6.5ha、総延べ床面積約110万㎡
日比谷公園東側一帯が大きく変わる!

平成23年に「日比谷エリアまちづくり基本構想」が策定されて以降、関係権利者10社で議論が進められてきた「内幸町一丁目街区(東京都千代田区内幸町一丁目)」再開発計画。

日比谷公園の東側一帯となる計画地の広さは、約6.5ha。これを南地区(約1.9ha)、中地区(約2.2ha)、北地区(約2.4ha)、の3つに分けて各々に再開発ビルを建設する予定となっており、総延床面積約110万㎡にのぼる大規模再開発ということで注目を集めている。

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計画地は日比谷公園東側の6.5haの土地。全体を3つの街区に分けて開発が行われる(関係権利者10社によるリリース「「内幸町一丁目街区」におけるまちづくり方針の合意について」より)

この3つの地区のうち北地区で行われるのが、1890年(明治23年)に開業した「帝国ホテル東京」建て替えで、本館、タワー館、及び駐車場ビル、合わせて延床面積 239,780 ㎡が新たに生まれ変わることとなる。

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日比谷公園側から見た帝国ホテル外観。創業から130年にわたり国内外のゲストを迎え入れてきた歴史ある建築物がいよいよ建て替えとなる

帝国ホテル発表のリリースによると、旗艦ホテルである「帝国ホテル東京」は、3 代目の建物である本館が竣工から50 年、

また、1983 年に開業したタワー館も竣工から38年が経過しているとのこと。

現在はコロナ禍で経営環境は厳しく、先行きが不透明ではあるものの、 日本を代表するホテルとしての社会的使命を全うしていくべく、アフターコロナを見据えた将来性のある企業価値向上への取り組みとして、建て替え計画の実施方針を決定したという。

建て替え後の新しいホテルにおいても日本の迎賓館としての役割を果たし、日本が世界に誇るグランドホテルとしてのブランド力の更なる向上を図るとともに、メイド・イン・ジャパンのホテルとして日本のおもてなしを体現していくとしている。

2030年度に新本館、2036年度に
高さ230mのノースタワーが登場予定

建て替え実施時期は2期に分けて進められる予定。

2031 年度~2036 年度には、ホテルと宴会場等を備える「新本館」が(地下4階 地上29階、高さ約145m)。

また、2024年度~2030年度にはオフィス、商業、サービスアパートメント等を備える「ノースタワー」(地下4階 地上46階、高さ約230m)の工事が進められる予定となっている。

総事業費規模(概算)は 約2,000 億円から約2,500 億円程度となる見込みだ。

「新本館」のデザインアーキテクトには、フランス在住の建築家、ATTA・田根 剛氏を起用が決定済みで、現在も協議を重ねているそう。

ちなみに建て替え期間中も ホテルの営業は継続することを計画しているという。

ちなみに、3つの街区の再開発がすべて完了するのは2037年度以降ということで、あと15年ほどの年月を要することになる。

完成後、このエリア一帯がどのように表情を変えるのか、今後も楽しみに見守りたい。

健美家編集部(協力:斎藤一美)

健美家編集部(協力:斎藤一美(さいとうかずみ))

斎藤一美

■ 主な経歴

ファイナンシャル・プランナー(AFP)。
大手情報誌出版社にて金融情報誌のデスク業務やWEBメディアの立ち上げ・運営・メンバー育成業務などに携わった後、2007年にフリーの編集者・ライターとして独立。
現在は金融・不動産・保険分野を中心に、雑誌やWEBメディア、社内報などで執筆・編集を行うほか、金融初心者をターゲットとしたメディアアドバイス業務なども行っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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