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いよいよ本格始動「高輪ゲートウェイ」駅前開発。2025年3月に2棟、25年度中にに全棟完成予定

都市計画・再開発(地域情報)/東京 ニュース

2022/05/06 配信

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今後どんどんと変化していくことが予測される高輪ゲートウェイ駅の周辺。

2025年度中に
全ての街区が開業予定

2020年3月に駅が開業して以降、JR東日本(以下「JR」)は高輪ゲートウェイ駅の周辺で都市開発を進めるべく、計画を練っている。

4月21日に出したプレスリリースで、JRは各街区のパースと開業予定を発表した。

開発の概要となる計画図及び開業予定は以下の図から読み取れる。

(仮称)高輪ゲートウェイシティの開業予定
2024年3月から2025年3月までの1年間で全ての棟が開業する予定となっている。

※引用:東日本旅客鉄道㈱

南側で駅に近い方の複合棟2棟は2024年度末(=2025年3月)に開業予定で、北側で駅から遠い方の住宅棟・文化創造棟・複合棟Ⅱは2025年度中の開業予定だ。

複合棟ⅠNorthは地上29階・地下3階建てで、Southは地上30階・地下3階建てとなる。

こちらには、オフィス・ホテル・商業施設・コンベンション施設・カンファレンス施設・子育支援施設などが入る予定であることも発表された。

複合棟Ⅰのパース
外観は新宿や東京駅前などによく見られるような、複合ビルといったイメージだ。

※引用:東日本旅客鉄道㈱

複合棟Ⅰは唯一の駅直結施設となり、複数の国に事業展開している国際企業の本社が入居することを想定したハイグレードオフィスが入るという。

また、Southの高層階にはラグジュアリーホテルが入る予定で、開発パートナーにマリオット・インターナショナルが選出された。JW マリオットは首都圏初進出となる。

そのほか、商業施設の運営オペレーターにはルミネが入ることも明らかになった。

複合棟Ⅰの隣に位置する複合棟Ⅱは地上31階・地下5階となる予定。

こちらにもオフィス・商業施設・子育支援施設が入るほか、フィットネス施設・クリニックと地域の冷暖房をコントロールするエネルギーセンターが設けられることになった。

複合棟Ⅱのパース
屋外テラスはまるでリゾートホテルのようなイメージとなっている。

※引用:東日本旅客鉄道

フィットネス施設についてJRグループのフィットネス関連企業が運営に入る予定。

外観のパースがひときわ目を引く文化創造棟は地上6階・地下3階で、こちらには展示場・ホール・飲食施設などが入る。

文化創造棟 パース
文化創造棟が持つコンセプトの1つは「建物全体で四季を表現すること」。東京都内でもなかなか目にしないような、斬新な建物デザインとなっている。

※引用:東日本旅客鉄道

文化創造棟についてはJR関連組織の直営として企画・運営が進む予定で、「一般財団法人 JR東日本文化創造財団」が4月1日に設立された。

準備室の室長を外部から招聘し、外装デザインを隈研吾氏に依頼するなど、かなり気合が入っていると言える。

なお、隈研吾氏は高輪ゲートウェイ駅の外装デザインも担当している。

住宅棟については地上44階・地下2階建てとなり、こちらは外国人ビジネスワーカーのニーズにも対応した「国際水準の高層高級賃貸住宅」になるという。

住宅棟のパース

※引用:東日本旅客鉄道

低層部にはインターナショナルスクールが入る予定で、学校法人 東京インターナショナルスクールがパートナーとして選出された。

都市開発としての
インパクトは大きい

駅前再開発や都市開発などは、それ自体さほどめずらしいものではない。

しかし、高輪ゲートウェイ駅周辺の開発に関しては、ここまで規模の大きなものはあまりお目にかからないと言える。

また、施設完成後の運営についてその大半をJRグループが担うことから、JRは高輪ゲートウェイ周辺の開発に「かけている」とも言えるだろう。

いずれにしても、2022年時点で泉岳寺駅の周辺などに地上30階を超えるような建物はないため、建物が完成すればそのインパクトはかなり大きい。

そのほか、第一京浜沿いの周辺エリアはオフィスビルばかりで、買物できるような商業施設はおろか、サラリーマンがランチを食べられるお店すらあまりないのが現状だ。

施設の完成によってどのように周辺が活性化されるのか、地価や不動産価格にどのようなインパクトが出るのか、要注目だ。

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取材・文:秦創平(はたそうへい)

https://writing-portfolio.com/

■ 主な経歴

フリーランスライター。
不動産業界歴約12年を経て2019年からフリーランスのwebライターとして活動を開始。営業マン時代にはセミナー講師の経験も多数あり。
国内・海外を問わず不動産投資に関する記事が専門で、現在では毎月数十本単位の記事を執筆中。特にデータを用いた市場分析が得意で、海外マーケットに関するリサーチ記事の執筆も多数請け負っている。

※ 記事の内容は執筆時点での情報を基にしています。投資等のご判断は各個人の責任でお願いします。

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